急な腰痛と発熱で面倒な話 1.初めてのぎっくり腰が芍薬甘草湯で劇的に良くなるも…

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9月1日の夜、なんだか調子が悪いなと思いつつ、料理を作ろうと食材を切り、炒めるために大きめのフライパンを引き出しから取り出しました。

その引き出しは、流しの下にあり、フライパンや鍋などがいくつも入っていて、引き出しの開け閉めは、少し重めです。

そこからフライパンを取り出し、左足のひざで引き出しを押して閉めようとしたところ、腰に激痛が走り、『イタ!』と大きな声を上げ、その場で動けなくなりました。初めてのぎっくり腰です。

左足が切っ掛けで起こっているせいか、主に腰の左側が痛く。痛さで動けなくなるというのも、初めての経験でした。

腰痛と言えば湿布薬ですが、私が使える湿布薬は、インドメタシン配合のものだけです。他のものだと、体がフラフラしたり、気分が悪くなります。どうも、薬の成分が体に合わないようです。

この時、インドメタシン配合の湿布が無く、とりあえず、解熱鎮痛剤を飲みました。真っすぐ立つこともできず、座っていても痛いため、ベッドに無理やり横になり、スマホを片手にネットで何かないか調べました。

すると、筋肉を緩める効果がある『芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)』を飲むと、ぎっくり腰が早く治るという記事を見つけました。

我が家では、母が、こむら返りでよく足がつるため、芍薬甘草湯が常にあります。母を呼んで持ってきてもらい、ぎっくり腰から30分ほどで、芍薬甘草湯も飲んでいます。

今、考えてみると、芍薬甘草湯も漢方薬なので、解熱鎮痛剤との飲み合わせを調べるべきだったのですが。この時は、痛みが酷く、そんな余裕はありませんでした。

調べたところ、芍薬甘草湯と併用した際に注意が必要な薬に、解熱鎮痛剤のイブプロフェンはありませんでした。

『芍薬甘草湯』は、足がつる時などに飲む漢方薬では、定番です。後漢末期頃、医者で長沙太守にもなった張仲景(ちょうちゅうけい 150年~219年)が編纂した中国医学書に、この薬が記されているようです。

諸説あるのですが、編纂ということは、情報を集めてまとめたものとも受け取れるため、もしかすると、もっと古くからあったのかもしれません。

一般的に漢方薬と聞くと、化学的な薬と比べ、即効性がないようなイメージがありますが。この芍薬甘草湯は、昔から即効性があることで知られていて、実際に足がつった時に飲むと、5分とかからず効果が感じられたりします。

家にあった芍薬甘草湯は、病院で処方されたもので、市販薬の2倍の成分が入っています。病院で貰う前は、市販の『クラシエ 漢方芍薬甘草湯エキス顆粒』(45包 価格:2,561円(税込) ※2024/1/7時点)を飲んでいました。これでも、問題なく効いていました。

私の兄は、引っ越しで太ももがつった時も、芍薬甘草湯ですぐに治まりました。足のふくらはぎよりも、太ももがつると、動きようがないようです。仕事が忙しい中、引っ越しもすることになり、よっぽど疲れていたんだと思います。

ぎっくり腰の話に戻るのですが。1日目は、ベッドに座るだけでも痛く、座った状態から横になるにしても、体が少し斜めになったでだけで激痛が走り。普段のように、ベッドの端に座ってから、体を半回転させて横になるということができません。

腰が痛い時は、ベッドの端に座らず、ベッドの上に四つん這いで上がります。上半身を両腕で支えつつ、片足ずつ足をゆっくり伸ばして、うつ伏せのような状態で横になります。

そこから、横向きになり、足を曲げて寝るという感じです。この時は、腰があまりにも痛く、寝返りが打てません。

起きる時は、ベッドの端に座るのですが、寝てる状態から座るのも大変で、腰を曲げないように、できるだけ腕の力だけで、上体を起こします。これでも痛みはあるため、我慢しながら無理やりです。

トイレでは、便座のフタを上げるだけでも、大変です。中腰になれないため、比較的、使える方の右足に体重のほとんどをかけて、左足は添える程度になります。片足でしゃがむようにして、なんとかフタを持ち上げます。

用を足した後、便器の後ろから流れる水で手を洗うのですが、手だけを伸ばすと腰に激痛が走ります。両手を水が流れ落ちるところに置きながら、その手でも少し体を支えて、指だけ動かしながら洗うという感じです。

痛み出した当日は、こんな感じだったのですが。2日目には、壁や手すりなどで体を支える必要はあるものの、そろりそろりと動けるくらいになりました。

3日目になると、角度が悪いと痛みがあり、腰に垂直に体重がかかれば、普通に歩けるくらいに腰の具合が回復しました。これなら、はたから見れば、腰が悪そうにも見えないくらいです。

ただ、しゃがんだりすると腰が痛く、靴を履くにも時間がかかります。階段は、上る時は、左右に体がブレないようにゆっくり上がれば、痛みはそれほどなく。ただ、階段を下りる時には、足のつき方で痛みもあるため、手すりなどにつかまってという状態です。

初めてのぎっくり腰だったのですが、周りで聞いた話よりは、大分、早く良くなっているような気がします。これは、『芍薬甘草湯』を飲んだからかもしれません。

この3日目には、街の中を1kmほど歩くことになります。これは、それだけ良くなったという話ではなく、腰は良くなったのですが、今度は、急な発熱で病院へ。

コロナが流行っている中での病院は、いつもと違うことが多く、大変でした。

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