なぜ評価が低い?でも遊ぶとハマる『Farmer’s Dynasty』の魅力

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ここが凄い!
・作業系がメイン、RPGはオプションと考えれば、豪華な作り
・修理作業はテンポ良く、畑は、土作りからと細かい
・畑の他、養鶏、牧畜、温室栽培なども
・旧式のトラクターから今時なものまで、農機具も様々
・荒れ果てた農場の修理から始まり、ドンドン良くなる面白さ
・単身で農業を始め、話が進むと奥さんと子供ができ、家族になる
・日本語対応、音声は英語

荒れた農場を立て直す楽しさがクセになる。『Farmer’s Dynasty』をじっくり遊んでみた感想

作業系ゲームで、もう少し“展開”があるものを探していたところ、たどり着いたのが『Farmer’s Dynasty』でした。

正直、評価はあまり高くありません。しかし実際にプレイしてみると、個人的にはかなり面白く、長く遊べるゲームだと感じています。


■ 荒れ果てた農場を、一から立て直すストーリー

主人公は祖父から荒れた農場を引き継ぎ、資金も農機具もない状態からスタートします。

屋根は抜け、壁には穴が開き、全体的にボロボロ。とはいえ、広めのガレージ、養鶏小屋、牛舎、温室など、一通りの設備が揃っているため「直せば使える」状態です。

この農場をコツコツ修理しながら、周囲の農家を手伝い、古い農機具を譲ってもらい、徐々に「農家らしい生活」が整っていきます。


■ 住民の手伝いで農機具がそろう

近所の農家から依頼される仕事は、壊れた納屋の修理、畑の耕し代行、人の世話などさまざま。
住民との会話を通して「修理してくれたら使っていない農機具をあげるよ」という流れになり、少しずつ農機具が揃っていきます。

最初に手に入る旧式トラクターは、ただの“乗り物”状態ですが、手伝いを重ねるうちに、耕運機、肥料散布機、播種機などが自然と集まり、農業が本格化していきます。


■ 修理作業が簡単で気持ちいい

建物修理はクリックだけでテンポよく進み、資材も用意不要。足場も自由に組めるため、作業ストレスがありません。

見た目では修理箇所が分かりにくい部分もありますが、「技師の目線」モードに切り替えると、赤くハイライトされるため迷わず進められます。


■ 評価の賛否を分ける「RPG要素」

本作は「農業×RPG」をアピールしていますが、ストーリーはそこまで濃厚ではなく、登場人物との関係性も薄いまま進みます。

この点が、低評価につながっているポイントです。

ただ、RPGを“おまけ”と考えれば、農作業ゲームとしての密度はむしろ高く、細かい工程がしっかり再現されています。


■ 畑づくりは驚くほど細かい

畑は「耕す→肥料→ならす→播種→収穫→藁の回収」という一連の作業が必要で、単に種をまくだけでは終わりません。

特に「どの作業にどの農機具を使うか」は最初少し戸惑いますが、理解できると一気に農場運営が軌道に乗ります。

穀物は高く売れるため、収入が安定しやすいのも魅力です。


■ 農機具ごとの役割が面白い

これが、最初に手に入る旧式トラクター。これに、様々なの農機具を取り付け、作業を行います。

・耕運する農機具を牽引し、畑を耕す

・堆肥散布機と肥料散布機で土を育てる

・播種機(はしゅき)で小麦や大麦、トウモロコシなどの種をまく

・作物に応じてパーツを付け替えながら、コンバインで収穫

・藁は集草機でブロック状に固め、牛のエサとして利用

この一連の流れを体験していると、「農場とはこう回るのか」という実感が湧き、農業の仕組みがよく理解できます。


■ 農場の設備と運用のリアルさ

サイロに収穫物を保管し、売りたいときにトレーラーへ積み、市場で売却。

肥料や種は倉庫に保管し、播種機や散布機に補充する必要があります。

燃料切れになると出費が大きいため、燃料補給の管理も重要。
しかもガソリンスタンドで買うには“車で行く必要がある”など、細かい仕組みが妙にリアルです。


■ 家庭菜園にも応用できる知識が身につく

実際の農業とは異なる部分も多いはずですが、畑づくりの工程を体験できるため、ゲームを通して農業の理解が多少深まります。

家庭菜園にも応用できそうな知識もあり、個人的には学びが多いゲームでした。


■ 作業ゲーとしての“ちょうど良さ”

旧式トラクターは最高速度が23km/hほど、手伝いが遠い場合、2分ほどかかるなど、移動がややのんびりです。

ただ、丘や野原を突っ切ってショートカットできたり、バスや乗り物で瞬間移動できたりと、テンポ調整も可能。このゲームには、乗り物を置いた場所へ瞬間移動できるというルールがあります。

ふだんは無心で作業したい人には、この“ゆるさ”がむしろ心地よく感じられます。


■ 農業以外でも稼げる幅広さ

畑を使った本格農業が最も稼ぎやすいですが、養鶏・牧畜・ハウス栽培などでも十分に収益を得られます。

原材料を大量に買って加工すると、一気に大金を稼ぐことも可能です。

どこで買い、誰に売れば高いかは、住民に話しかけて情報を得る必要があり、オープンワールドらしい探索の楽しさもあります。


■ 資金の使い道が多く、成長が楽しい

農機具は旧式から高性能モデルまで豊富で、作業ごとに種類が多彩。
家のリフォーム、動物の購入、肥料やエサの調達など、稼いだお金を使う場面が常にあります。

クレーン付きトラックなど一部分かりにくい装備もありますが、「できることの多さ」はこのゲームの大きな魅力です。


■ まとめ:“味のある” 農場シミュレーション

『Farmer’s Dynasty』は、派手さこそないものの、農場を育てていく過程が丁寧に作られており、作業ゲーとして非常に満足できました。

もうすぐ続編『Farmer’s Dynasty 2』も発売されますが、1作目でも十分に長く遊べています。

作業系ゲームが好きで、「農場が成長していく感覚」をじっくり味わいたい人には、ちょうど良いゲームだと思います。

こんな方にオススメ
・農業に興味がある方
・リラックスして、気長にゲームを楽しみたい方
・作業系だけではなく、少し展開が欲しい方
・遊べて、勉強にもなるものがいい方

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