『シャドウ・オブ・ウォー』は、2017年にワーナー ブラザースから発売されたオープンワールドアクションRPGです。
このゲーム、世界中で50以上の賞を獲ったという話なのですが。物語がドラマティックで深みもあり、ゲームとしても、単独と集団の面白さを兼ね備え、古さを感じない凄さがあります。
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この動画は、ワーナー ブラザース公式 チャンネルのものです。語り口調で非常に分かりやすく、軽い感じでゲームの内容を伝えているのですが。本編は、静かなファンタジー世界が広がり、シリアスなものです。物語は、J・R・R・トールキンによる長編小説『指輪物語』を映画化した『ロード・オブ・ザ・リング』のようなもの。登場するキャラクターも豊富で雰囲気があり、映画のような凝った演出もあり、軍団を率いての攻城戦も総攻撃な迫力を感じます。
映画のようなとなると、元ネタの映画を知らないと楽しめないように思われそうですが。このゲームは、指輪物語の外伝という位置づけで、ベースが同じというだけなため、予備知識がなくても違和感なく楽しめます。
主人公のタリオンが、若者ではなく、妻も子もいる年齢、無口で冷静、職業軍人なプロっぽさも良く。レベルを上げることで武器での攻撃もアクロバティックで多彩になり、使える魔法も増え、巧みに仕掛けたり、空飛ぶドラゴンにまたがって戦えるなど様々です。
このゲームの大きな特徴は、敵の小隊長が、ユニークなところです。敵も組織化しており、部隊で動いているのですが、遭遇した際、露骨に煽り、まず、言葉で挑発してきます。
小隊長との戦闘で、瀕死まで追い込めた場合、そのままとどめを刺して装備を貰うか、途中で逃げられ、強くなって再び現れるか、指輪の力で洗脳し、味方に引き入れるかになります。
小隊長を仲間に引き入れると攻城戦で一緒に戦うことができ、部下も引き連れているため、大きな戦力になります。
その他、主人公が単独で行動中、敵にやられ、瀕死になれば、突然現れ助けてくれることもあります。これも、そのまま一緒に戦うこともあれば、戦っている最中に裏切り、敵に戻ったりもします。
小隊長のキャラクターも様々です。仲間になった時に、身を挺して守ってくる者もいれば、すぐに裏切りそうな頼り無いものもいたり、個性的で生き生きして見えます。
ゲームの流れとしては、敵の領内に単独で主人公が潜入し、ミッションをクリアしながら、敵の戦力を徐々にそぎ落とします。
この状況でも、ところどころに味方の兵士がおり、敵と交戦中だったりします。最後は、敵の小隊長を味方に引き入れ、大きな軍団を率いての攻城戦になり、陥落させれば、そのエリアが獲れます。
攻城戦では、敵味方入り乱れての戦闘になり、なかなかの大迫力です。敵が手強い場合、味方の小隊長が次々とやられ、瀕死になります。
瀕死状態になったら、時間が経つと死んでしまうため、仲間の蘇生に走り回りながら、群がる敵と戦うことになります。
敵を倒した時に、血しぶきなどもあり、モーションの重み、手応えがある感じも実に良く、クオリティの高さが感じられます。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』の物語が好きという方なら、馴染みがある世界観で十分楽しめそうです。
個人的には、このゲーム、心に残る面白さがありました。
