人生を豊かにするためには、周りにポジティブな影響を与え、良い方向へ変えることと説くのが、ボブ・トビン 著 『ポジティブ・インパクト まわりにいい影響をあたえる人がうまくいく』という本です。
この本には、周りをポジティブにする方法が書かれており、どのように接すれば、周りがポジティブになるかが分かるようになっています。
自己啓発本の多くは、自分自身を変える方法について書かれているのですが。この本は、自分ではなく、周りを変えるという点に特徴があります。
自分を変えるよりも、周りを変える方が容易という話になり。自分一人が意識を変え、努力した場合でも、環境の影響を大きく受けるため、周りを巻き込み、環境ごと変えた方が、成功に近づくのかもしれません。
この本を読んでいて、個人的には、驚くことよりも気づかされることが多く。周りにポジティブな影響を与えるには、気遣いが大事なことが分かります。
人と接する上で、見落としがちな点が多いように感じられ、上に立つ人が、これだけの気遣いができれば、成功するのではないかと感じさせるような内容でした。
印象に残ったものでは、よそ見せずに相手に目を向けるという話があり。あなたが目を向けることで、相手は、自尊感情が高まり、気分がよくなるとあります。
少しだけ目を合わせたり、ただうなずき、心を通わせるというものなのですが。これは、目を合わせる人のキャラクター、日頃の行いなどにより、相手に与える印象も変わりそうです。
自己啓発本を読み、自分を変えようとしても、なかなか変えられないという方が読んだら、周りに影響を与える方法について書かれているため、相手がいる分、続けやすいかもしれません。