成功に必要なこと示しながら、科学的な根拠を解き明かすのが、野口哲典 著 『「成功法則」を本気で科学する』という本です。
この本を手に取った切っ掛けは、運を良くすることと科学が、どのように結びつくのかに興味があったからです。
私自身、やる気が起きない時は、デスクを掃除しながら、気持ちを落ち着かせるようにしています。それが、この本の掃除をすると運がよくなる理由という話とも重なるように感じました。
掃除をすると無心になり、綺麗になれば気分も良く、達成感もあり、感謝もされるとあるのですが。この本の中では、ホルモンの話にもなり、科学的な話になります。
私のデスク掃除とは、ちょっと掃除の状況が違うようなのですが。気持ちを新たに、やる気が起きるため、そういうものなのかなと納得できたりします。
掃除することが、時間の無駄ではなく、様々な効果があると分かれば、掃除すること自体が大事なことのようにも思えます。
この本は、確率や統計の話が多く。くじを例に、当たる確率が10%なら、1回引けば10%、2回引けば19%、3回引けば27%ほどと上がるとあり、回数を上げれば、当たる確率は、どんどん上がるため、諦めずに続けることとなります。
理屈ではなく行動することで、チャンスが生まれ、続けることで成功する確率も上がるとなるのですが。当たり前のようなことでも、確率を数字で示されると感じが掴みやすくなります。
この本は、成功の法則を紹介しつつ、科学的にというところがポイントながら、ちょっと疑問を感じるところもあり、聞いたことがある法則が多いようにも感じます。
科学的な説明が示される分、改めて、成功の法則を実践してみようかとも思えるのですが。ただ、確率の場合、当たる確率が上がると言われても、当たらない可能性がない訳ではありません。そこは、やはり、運次第となりそうです。
参考になる話もあるのですが。成功の法則を科学的にというのは、ちょっと難しそうです。