ジェリー・ミンチントン 著 『うまくいっている人の考え方 完全版』 自分自身を苦しめる考え方を改め、人生に前向きになれる本

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普段、当たり前と感じていたことが、自分自身を苦しめており、誤った考え方を正論で次々と改めさせるのが、ジェリー・ミンチントン 著 『うまくいっている人の考え方 完全版』という本です。

この本は、うまくいかない時、大きなストレスを抱え悩んでいる時に読むと、霧が晴れたとうに、人生に前向きになれそうな内容です。

思い悩んでいる時は、なぜ、うまくいかないのかと、そればかりを考えてしまいますが。そもそも、なぜ、悩むのか、その原因となる考え方を見直し、どのように考えるのが、自分にとって、ストレスが無く、プラスになるかという話です。

この本を読むと、悩みを抱えやすい考え方を、子供の頃から押し付けられているような気がします。こうあるべきという考え方が、裏目にでているかもしれません。

内容としては、一貫した自分本位な考え方です。やりたくないことを頼まれ、なぜ、やらなければならないのか。頼む方は、大した根拠もなく、押し付けているだけなため、こちらも、問答無用で断ればいいという感じです。

恐らく、子供の頃に親や先生から考え方や価値観を刷り込まれたのだと思うのですが。できない自分を責めたり、やりたくなくてもやらなければという強い意識があり、それが、大きなストレスになっています。

この考え方は、困難を乗り越えたり、結果を出すという意味では、いいことかもしれません。ただ、自分自身をないがしろにしているため、自分に厳しく、自分を尊いと思う自尊心が傷つきます。

この本を読むと、自分に寛大になり、自分の失敗を許し、相手にどう思われようが構わない、それが、自分にとって良い考え方であり、自分を守るためにも、当然なことという印象を受けます。

ここに出てくる『うまくいっている人』は、運が良かったり、周りより才能があるからではなく、自分を大切にし、どんなことにも落ち込まない考え方が、成功へ導くという話です。

悩みが多い方が読んだら、よくよく考えたら、そこまで思い詰めることではないなと気づけたり、開き直る強さが得られる、そんな本でした。


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