多湖輝 著 『1日1践! かんたん「自己暗示」で一生が変わる』 やり方を理解し、効果はありそうな 

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自己暗示を日常に活かし、どう上手く生きるかについて書かれているのが、心理学者 多湖輝 著 『1日1践! かんたん「自己暗示」で一生が変わる』という本です。

内容としては、こんなときには、こうすれば上手く行くんじゃないかと提案のようなものです。専門家による堅苦しい自己暗示の話ではありません。

最初から最後まで読まなくても、例えば、やる気が出ないときに、それに関するところだけ読んでも、ちょっとした気づきになります。ただ、一つの物事に対して、深く書かれていないため、手短に知りたい方向けかもしれません。

自己暗示について、いろいろ書かれているのですが。自己暗示の基本は、繰り返し言うこととあり、どこにポイントを置くか、どのようにやるかが紹介されています。

具体的には、『痛みが消える、痛みが消える…..』では、悪いイメージがある『痛み』を繰り返しているため、効果が不十分とあり、『痛みが消える、消える….』とした方が、効果があると書かれています。

緊張しているときには、その気持ちを口に出して言うことで、緊張が和らぐとあるのですが。もし、誰かが緊張して、緊張している気持ちを何度も言えば、それを聞いてる人が、緊張したりします。言った方は、緊張がほぐれ、聞かされている方は、緊張してくるというのは、あるのかもしれません。

スランプの時には、何をやっても上手く行かず、自信を失うのですが。そこで、過去の実績を机の上に積み重ねればいいというのも、目に見えるカタチで感じられるのが、ポイントになりそうです。

自己暗示という視点で書かれているのですが、身近な話も多く、物事の考え方を説いているため、読み難いものではないです。

何気ない言葉で、知らず知らずのうちに暗示に掛けられているというのも分かり、話し方を変えれば、性格も変わるというのも、日々繰り返していれば、あるような気がします。

この本には、少し残念なところがあり、誤字や脱字があります。これを踏まえて、大らかな気持ちで読むことができれば、意外と役に立つ本だと思います。

自己暗示のポイントについては、多くかかれているため、これを元に、自分なりの自己暗示法が見つかるかもしれません。


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