VRで味わう究極のサバイバル体験──『The Forest』を112時間遊び尽くして感じた魅力と結末
昨日、VRでプレイしていた『The Forest』をついにクリアしました。
VRならではの迫力と臨場感は想像以上で、「現実では決して踏み込めない場所に足を踏み入れた」という強烈な没入感があり、強く心に残るゲーム体験となりました。
プレイ時間は112.5時間。
長時間プレイしたにもかかわらず、最後まで飽きることなく楽しめた点は、このゲームの完成度の高さを物語っています。
Meta Quest 2を使って数多くのVRゲームを遊んできましたが、ここまで長く没頭した作品は本作が初めてです。
なぜ『The Forest VR』はここまで面白かったのか
① 物作り(クラフト)の楽しさが圧倒的
個人的に最も惹きつけられたのは、物作りの自由度と達成感です。
特に、丸太を使って建物を組み上げていく工程は格別でした。
建物を作るには大量の木材が必要になり、島のあちこちで大木を切り倒します。
VRでは、斧を振り下ろす動作、木がきしみながら倒れる音と振動がリアルに伝わり、それだけで強い達成感があります。
切り倒した丸太を運び、建物が少しずつ形になっていく過程は非常に気持ちよく、完成する頃には周囲の大木がなくなり、見晴らしの良い拠点へと変わっていきます。
② 拠点構築と防衛が生む「発展する面白さ」
パーツを組み合わせて自由に建築できるため、
「どういう構造にするか」「どこを防壁で囲むか」「どこに罠を仕掛けるか」を考える楽しさがあります。
原住民の襲撃もあるため、防御を意識した設計が必要になり、拠点は次第に要塞のように発展していきます。
しかも、一つ建てて終わりではありません。
オープンワールドの広大な島では、複数の拠点を作る必要があり、そのたびに新たな建築が始まります。
それでも作業感はなく、VRで目の前に巨大な建物が完成する瞬間は、何度体験しても格別です。
家具まで作れるため、拠点に生活感が生まれていくのも魅力でした。
終盤に作った巨大建築とVRならではの失敗談

終盤では、高床式の大きな建物を建て、周囲を塀で囲むなど本格的な拠点を構築しました。

さらに、丸太300本以上を使った塔も制作し、上から見下ろす自分の拠点には特別な思い入れがあります。
この塔は、手作りのハンググライダーで飛ぶためのものでしたが、
VRでは操作が非常に難しく、何度も墜落して瀕死状態に。
結果的に「塔を建てただけ」で終わるという、VRならではの苦い思い出も残りました。
洞窟探索が生む、VR特有の恐怖と安心感
本作の洞窟は、それぞれが独立しているのではなく、どこかで繋がっている構造になっています。
これが洞窟探索を一層複雑で印象深いものにしています。
薄暗い洞窟を手探りで進み、突然、以前訪れた洞窟に出た時の安心感は格別です。
一方で、洞窟内には敵も多く、暗闇の恐怖と襲われる恐怖が重なり、VRでは非常にリアルな緊張感を味わえます。
※ここからはネタバレあり:終盤の進行と結末について
※以下は終盤のネタバレを含みます。
ゲームをそろそろ終わらせたい方向けの内容です。

ヨットの開かない扉は、最終研究施設でボスを倒した後に入手できる
「金色のカードキー(黄色のカードキー)」で開けられます。
研究施設内でカードキーを入手後、ロックされた扉を進み、洞窟へ戻るルートを通ることで、再び施設入口へ到達できます。
途中にある円形の大穴は降りても何もなく、近くの洞窟を進むのが正解です。

施設を進むと、最後に大きな選択が迫られます。
- 他の航空機を墜落させ、息子を助ける
- 施設をシャットダウンし、島に残ることを選ぶ
どちらを選んでも、完全なハッピーエンドとは言えず、重く後味の残る結末が描かれます。
島に残る選択をすると、ヨットから三角形のアーティファクトを入手し、
さらに洞窟奥で丸い別のアーティファクトを手に入れることができます。
これは変異体を遠ざけたり集めたりできる装置ですが、物語はそこで幕を閉じます。
まとめ 長時間遊ぶほど味が出る、VRサバイバルの傑作
ホラー要素はあるものの、個人的には納得感のある結末で、全体として非常に満足できました。
息子を完全に救える救済ルートがあれば、さらに印象は変わったかもしれませんが、それも含めて本作らしいと感じます。
『The Forest』は、
- 建築
- 探索
- ホラー
- サバイバル
これらの要素が高いレベルで融合しており、長く遊ぶほど面白さが増すゲームです。
大自然の中で過ごす開放感もあり、日常から離れた良い気分転換になりました。
ストーリーを最短で進めれば短時間クリアも可能ですが、それでは本作の魅力は味わい尽くせません。
サバイバル生活だけでも十分に楽しめる作りで、敵の有無も設定できるため、遊び方は自由です。
PCとVR機器の接続は必要ですが、
VRゲームの中では、個人的に間違いなく一番のおすすめ作品です。


