近すぎる距離!目の前にいる感覚が想像以上だった
Meta Quest 2では、「YouTube VR」アプリを使ってYouTubeを視聴できます。
アプリ名に「VR」と付いてはいるものの、実際の使い勝手はほぼ通常のYouTubeと同じで、ホーム画面にVR向けコンテンツが並ぶ程度です。
しかし最近、このYouTube VRで驚くほど没入感の高い体験ができるジャンルに気づきました。
それが、アイドルのVR動画です。
一口にVR動画といっても、没入感はピンキリ
YouTube上のVR動画には、いくつかのタイプがあります。
- 2D動画を左右の目で少しずらして表示する「簡易的な立体視」
- 360°動画で周囲を見回せるタイプ
- VR動画専用カメラで撮影された、本格的なVR動画
実際にいろいろ見比べてみて、圧倒的に見応えがあるのは最後のタイプでした。
VR専用で撮影された動画は、アイドルが等身大のサイズ感で、まさに目の前に立っているように見えます。
歌いながら手を伸ばす振り付けでは、
「顔に当たりそう」と感じるほどの距離感になることもあり、リアルさに思わず息をのみました。
視覚だけなのに“触れられた感覚”が生まれる不思議
実際に触れているわけではないのに、
視覚的に「触れている」と錯覚すると、意識がそこに集中するのか、
近づかれた部分に妙な感覚が生まれます。
これは、平面の動画ではまず味わえない、VRならではの体験です。
日本のアイドルVR動画で感じたリアルな距離感
探していて印象に残ったのが、
アイドルグループ「マニマニ」の楽曲
アナタには分からないでしょうねのVR動画です。
もともと画質が非常に高く、そのクオリティのままVRで見ると、
「そこにいる感覚」が一気に強まります。
振り付けの動きがダイレクトに迫ってきて、
距離の近さに思わず体が反応してしまうほどでした。
MeseMoa.のVR動画で分かる、VR特有の見え方
次に見たのが、日本の9人組ボーイズアイドルグループ
MeseMoa.の楽曲「Chameleon Color」です。
正面から見たときのサイズ感は、ほぼ実寸に近く自然。
ただし、横方向を見ると少し大きく感じる場面もありました。
これは、VRゴーグルの広角レンズ特有の歪みによるもので、
カメラの端に近づくほどサイズ感が誇張されるためです。
実際の視聴では大きな違和感はなく、Meta Quest 2上では問題なく楽しめました。
日本のアイドルVRは「近さ」が物足りない?
AKB48グループ、ハロプロ、ジャニーズなど、日本の有名アイドルグループにもVR動画はあります。
ただ、調べてみると多くは、
- ステージから少し離れた視点
- 実寸より大きく映る演出
といったものが多く、
「目の前で歌っている」というリアルさとは少し方向性が違う印象でした。
K-POPは“リアル系VR動画”の宝庫
一方で、K-POPのVR動画は状況が一変します。
韓国の5人組ガールズグループ ITZYの楽曲「WANNABE」。
この手のVR動画に共通しているのは、
アイドル自身がVRカメラを強く意識していることです。
カメラ=自分、という構図になるため、
「こちらのために歌ってくれている」感覚が生まれ、
距離が近い分、迫力も段違いです。
VR動画は、初見のアイドルでも心を掴まれる
正直なところ、これらのアイドルグループは
VR動画で初めて知ったものばかりです。
それでも、
- 視点を自由に動かせる
- 見るたびに発見がある
- 没入感が非常に高い
といった理由から、強く惹きつけられました。
これは、VRならではの体験だと思います。
ファンであれば、声を出して楽しみたくなるのも納得ですし、
特にK-POPファンなら、満足できるVR動画の数は十分にあります。
ダンス学習用途としてもVRは相性が良い
現在、小中学校ではダンスが必修科目になっています。
目の前でK-POPのダンスを等身大で見られるVR動画は、
動きの理解という点でも非常に優れた教材になりそうです。
洋楽・メタル系VR動画は、あまりない
個人的には洋楽をよく聴き、
メタル系でも比較的聴きやすいジャンルが好みです。
ただ、このジャンルで「目の前にいる」感覚のVR動画を探すと、
現状では、良さそうなものはほとんど見つかりませんでした。
洋楽では、
- 360°VRのMV
- フェスを観客目線で見るVR
といったコンテンツはあるものの、
至近距離でパフォーマンスを見るタイプは、制作難易度が高そうです。
VR動画を見て、初めてライブに行きたくなった
これまで音楽ライブに行ったことがなく、
正直、あまり具体的なイメージもありませんでした。
それでも、VR動画を通して
「ライブに行きたくなる気持ち」が、少し分かった気がします。
Meta Quest 2 × YouTube VR × アイドルVR動画は、
音楽体験そのものの価値を変える力があると感じました。

