Red Matter 雰囲気は最高!でも英語がつらい、SF世界に迷い込むVR体験

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VRゲーム『Red Matter』をプレイしてみました。

結論から言うと、映像表現と世界観の完成度は非常に高いものの、日本語非対応によるプレイのしづらさが強く印象に残る作品でした。

映像美とレトロフューチャーなSF世界観が魅力

『Red Matter』は、VRならではの没入感を重視したVRパズルアドベンチャーゲームです。

ジャンルとしては、謎解きをしながら進行する脱出ゲームに近く、プレイヤー自身が空間を探索し、装置を操作しながら物語を進めていきます。

舞台は米ソ冷戦時代をモチーフにしたSF世界。

プレイヤーは、謎に包まれたヴォルグラビア月面基地へ潜入するエージェントという設定で、基地内部を調査していくことになります。

この月面基地のデザインが秀逸で、レトロフューチャー感のあるSF映画の世界に入り込んだような感覚を味わえます。

Meta Quest 2単体で動作するゲームとしては、映像のクオリティが非常に高く、「雰囲気ゲー」が好きな人には強く刺さると思います。

日本語非対応が生む“翻訳の翻訳”というストレス

一方で、大きな問題点が日本語非対応です。

基地内で使われている言語はロシア語で、机の上の書類、メモ、壁の案内表示、ボタンの表記に至るまで、すべてロシア語で統一されています。

主人公は米国側のエージェントという設定のため、左手に翻訳機を装備しており、

ロシア語 → 英語

という形で翻訳しながら進める仕様になっています。

しかし、日本語話者の場合、

ロシア語 → 英語 → 日本語で理解

という二重翻訳が必要になり、これが想像以上に大変です。

特に、システム復旧のために複数のボタンを操作する場面では、

「英語表記ではこれだけど、ロシア語だとどれだ?」

と毎回立ち止まることになり、テンポが大きく損なわれます。

謎解き自体は良心的で理不尽さは少ない

謎解きの内容そのものは、比較的分かりやすく設計されています。

大きなコンデンサーのような装置を使い分けたり、ケーブルをたどって故障箇所を特定したりと、機械的で論理的なパズルが中心です。

ヒントも極端に分かりにくい場所に隠されているわけではなく、
「何をすればいいか分からない」という理不尽さは感じませんでした。

その分、言語の壁によるストレスが余計に目立ってしまうのが惜しいところです。

Steam版は日本語対応、Meta Quest版は非対応

後から調べて分かったのですが、私がプレイしたMeta Quest 2版の『Red Matter』は日本語非対応です。

一方で、PCVRとして遊ぶ**Steam版の『Red Matter』は日本語字幕に対応しています。

ただし、Steam版はPCと接続してプレイする必要があるため、
Meta Quest 2単体で手軽に遊べるゲームとは別物と考えたほうがよさそうです。

「それならQuest版も日本語対応してほしい」と思うところですが、
プラットフォームの違いによる制約があるのかもしれません。

総評:雰囲気は最高、日本語非対応が最大の弱点

翻訳の翻訳というハードルはあるものの、
Meta Quest 2単体でプレイできるVRゲームとしては、
映像・演出・世界観の完成度はトップクラスです。

続編である**Red Matter 2**が登場していることからも、
本作が高く評価されている理由は十分に伝わってきます。

SF世界観や没入感を重視する人には魅力的な作品ですが、
日本語でストレスなく謎解きを楽しみたい人には、やや厳しいVRゲームという印象でした。

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