以前の記事で、Meta Quest 2でVR動画を見るなら、無料の DEO VR Video Player よりも、有料の SKYBOX VR Video Player の方が完成度が高いと書きました。
これは実際に両方を使い比べた上での結論だったのですが、最近の DEO VR Video Player のアップデート により、その評価が大きく変わりつつあります。
結論から言うと、DEO VRは今や「無料とは思えない」レベルまで進化しています。
① ハンドトラッキングがついにDEO VRに対応
これまでの最大の差は ハンドトラッキング対応 でした。
- SKYBOX VR Video Player:対応
- DEO VR Video Player:非対応
という状態だったのですが、最新アップデートでDEO VRも対応 しました。
しかも操作方法が非常に優秀です。
両手で「パン!」と拍手すると操作UIが表示される
これが想像以上に快適。
従来の「指をつまむ操作」は、少し指を動かしただけで誤操作が発生していましたが、拍手トリガー方式なら意図しない操作がほぼゼロになります。
これはVR動画視聴ではかなり重要な改善です。
② SideQuestの解像度変更がDEO VRでも反映される
Meta Quest 2では、PCツール SideQuest を使うことで本体のレンダリング解像度を変更できます。
これまでは:
- SKYBOX VR Video Player → 解像度変更が反映される
- DEO VR Video Player → 反映されない
という違いがありました。
しかし現在のDEO VRでは、解像度変更がしっかり反映される ようになっています。
実際に試した結果
K-POPの高速ダンス映像で比較すると、
- 解像度を上げる
→ 細部はややシャープになるが
→ 高速な手の動きに軽い残像感が出る
この挙動は SKYBOXで解像度を上げた時と同じ。
つまり、DEO VRもレンダリング解像度を正しく使っていることが分かります。
※ ただし、元の動画の画質が低いと効果は限定的です。
③ それでもSKYBOXが優位な「決定的な理由」
ここまで機能が追いついたDEO VRですが、
唯一かつ最大の弱点がサムネイル表示です。
現在のDEO VRの問題点
- 動画ファイルのサムネイルが
- 白っぽい
- まともにプレビューされない
- 大容量ファイルほど表示が不安定
一方、SKYBOX VR Video Playerはサムネイルが非常に安定しており、
大量の動画をライブラリ管理する用途では圧倒的に見やすいです。
VRで動画を大量に扱う人ほど、この差はかなり大きく感じます。
④ どちらを選ぶべきか?
| 項目 | DEO VR | SKYBOX |
|---|---|---|
| 価格 | 無料 | 有料 |
| ハンドトラッキング | ◎(拍手操作) | ◎ |
| SideQuest解像度 | ◎ | ◎ |
| 画質・再生安定性 | ◎ | ◎ |
| サムネイル表示 | △ | ◎ |
まとめ DEO VRは「あと一歩」で覇権レベル
かつては「無料だから仕方ない」存在だった DEO VR Video Player は、
今や SKYBOXに機能面でほぼ追いついた 状態です。
残る最大の課題は サムネイル表示の改善。
これが改善されれば、無料アプリであるDEO VRで十分となる可能性すらあります。
有料アプリの定番だったSKYBOXが、
いま本気で脅かされている——
そんなフェーズに入ったと言っていいでしょう。
今後のDEO VRのアップデートに、かなり期待しています。


