龍が如く7 インターナショナルの違いと感想 4K・60fpsで別ゲー級、RPG化は賛否あり

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『龍が如く7』と『龍が如く7 インターナショナル』の違いとは?

『龍が如く7 インターナショナル』は、PS4版で有料だったダウンロードコンテンツが最初から収録されている点も魅力ですが、最大の違いはロード時間の短縮と映像品質の向上です。

特に大きいのが、4K対応とフレームレート60fpsへの進化です。

60fpsとは、1秒間に60枚の画像で構成されるという意味で、キャラクターの動きが非常に滑らかになり、街の移動や戦闘シーンも格段に快適になっています。

従来作と比べると、全体的にゲームのクオリティがワンランク上がった印象を受けました。


ターン制バトルへの変更は賛否が分かれる

本作最大の特徴でもあり、シリーズファンの間で意見が分かれるのが、バトルシステムの変更です。

これまでの『龍が如く』シリーズは、ボタン操作によるアクションバトルが魅力でしたが、『龍が如く7』ではターン制のコマンドバトルへと大きく方向転換しました。

最初は、攻撃や防御を選択する形式に戸惑い、テンポの遅さに違和感を覚えます。

タイミングよくボタンを押す要素もあるものの、どうしても従来のスピード感と比べると物足りなく感じました。

ただ、第3章あたりから物語が大きく動き出し、ストーリーの面白さとともにコマンドバトルにも徐々に慣れていきます。

「仲間に指示を出して戦わせるRPG」と割り切ると、これはこれでアリだと感じられるようになりました。


中年主人公・春日一番のサクセスストーリーが新鮮

『龍が如く7』の主人公は、これまでの桐生一馬とは全く違うタイプの春日一番です。

中年で社会のどん底からスタートするという設定は、シリーズの中でもかなり異色で、新鮮さがあります。

喜怒哀楽がはっきりしていて、常に仲間と行動するスタイルは、これまでの孤高の主人公像とは真逆。

その分、感情移入しやすく、分かりやすいサクセスストーリーとして楽しめました。


人間力システムがゲーム性を広げる

本作から導入された新システムが「人間力」です。

人間力は、以下の6つのステータスで構成されています。

  • 情熱
  • メンタル
  • 陽気
  • 優しさ
  • 知性
  • お洒落

これらは、サブストーリーでの行動や会話の選択肢などによってレベルが上がっていきます。

人間力が高くなると、転職の条件を満たせたり、会社経営で社員をスカウトできるようになるなど、ゲームの進行にも大きく影響します。


金策要素として優秀な「一番製菓」の経営ゲーム

『龍が如く7』はパーティ制のため、全員分の装備を揃える必要があり、自然とお金稼ぎが重要になります。

その中でも特に完成度が高いのが、煎餅屋「一番製菓」を立て直す経営ミニゲームです。

倒産寸前の会社からスタートし、人材を集め、業種を増やし、企業ランキング上位を目指します。

敵対企業とのトラブルや、株主総会でのバトルなど、単なる作業ゲーではなく、しっかりストーリー性もあります。

株主総会では、株主と口論バトルになり、
「土下座謝罪」という必殺技で相手にダメージを与えるなど、龍が如くらしいユーモアも健在です。

CMを打つと、実際にテレビCM風の映像が流れるなど、細かい演出の作り込みも秀逸で、正直これだけでも一本のゲームとして成立するレベルでした。


シリーズファンでも違和感はあるが、プレイして良かった

『龍が如く7』は、バトルシステムが大きく変わったことで、長年のシリーズファンほど強い違和感を覚える作品です。

実際、私も最初はなかなか手が出ませんでした。

それでも、シリーズの節目とも言える物語内容で、無理にでもプレイしてみて良かったと感じています。

従来の桐生一馬とは全く違う主人公像、仲間とのチームプレイ、経営ゲームなど、新しい要素が多く、単なる続編ではなく「リスタート作品」として完成度は高いです。


街の雰囲気は昔の方が尖っていたかもしれない

自由に歩き回れる街については、正直、昔の作品の方が大人向けで攻めた表現が多かった印象もあります。

新作になるにつれて、どこか無難になり、刺激は薄れてきたようにも感じました。

このあたりは時代の流れもあると思いますが、初期の龍が如くシリーズの「ギリギリ感」が好きだった人には、少し物足りないかもしれません。


総評:シリーズを締めくくるにふさわしい意欲作

『龍が如く7』は、

「アクションからRPGへの大胆な路線変更」
「中年主人公による再出発ストーリー」
「経営ゲームなどの豊富なサブコンテンツ」

という点で、賛否は分かれるものの、非常に挑戦的で記憶に残る作品です。

シリーズファンほど戸惑う部分はありますが、物語の完成度とボリュームは圧倒的。

食わず嫌いせず、一度はプレイしてみる価値のある一本だと感じました。

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