長時間パソコン作業をしていると、デスクチェアの座面のクッションのへたりが、じわじわと体に効いてきます。

私の使っている椅子も、見た目は問題ないのに、座ると「底に当たる感じ」がして、お尻がすぐ痛くなる状態でした。
私は普段、あぐらをかいて座ることが多いため、
- 座面が広い
- 背もたれは外している
- フローリングを傷つけないゴムキャスター
という少し特殊な使い方をしています。
そのせいもあって、クッションだけが先にダメになり、「へたったら買い替え」を何度も繰り返してきました。
でもある時、ふと気づいたのです。
悪いのは、椅子全体じゃなくて「クッション部分だけ」では?
そこで、思い切ってデスクチェアのクッションをDIYで張り替えてみることにしました。
デスクチェアのクッション張り替えに使った道具

今回のDIYで用意したものは次の3つです。
- タッカー(家具用ホッチキス)
- コの字型のタッカー針
- 新しいクッション材(ウレタン)2種類

クッション材は、あえて2層構造にしました。
- 上:柔らかめのウレタン
- 下:チップウレタン(高耐久・硬め)
チップウレタンは、ソファや椅子にも使われる素材で、
へたりにくく、体重をしっかり支える役割があります。
表面に使う張り地は、もともと椅子についていた布を再利用しました。
実際にやって分かった「一番大変な作業」

デスクチェアをひっくり返すと、裏側には無数のタッカー針が見えます。
これをすべて外して、張り地をめくる必要があります。

ところが、この針が想像以上に手ごわい…。
- 木の板に深く打ち込まれている
- ペンチだけでは抜けない
- マイナスドライバーで浮かせてから引き抜く必要あり
片側だけでも15本以上、内側にもびっしり打たれていて、
合計で100本近くありました。
この作業だけで約2時間…。
正直、専用の針抜き工具を買えばよかったと思いました。
へたったクッションの正体

張り地を外すと、中のクッションが見えます。
一番体重がかかる中央部分には、はっきりとした亀裂がありました。
しかも全体が湿っぽく、
弾力もなく、完全に寿命を迎えている状態。
このままでは、どんなに布がきれいでも、座り心地が悪いのは当然です。
新しいクッションを入れていく

古いクッションは接着剤で板に固定されていましたが、
ウレタンなのでハサミで切って、剥がすことができました。

新しく入れるクッションは、
- 下に チップウレタン(硬め)
- 上に 柔らかめウレタン
の2層構造。

チップウレタンは硬くて、カッターよりハサミの方が切りやすかったですが、
形をきれいに整えるのは少し大変でした。
タッカーで固定する(音がすごい)

クッションを置き、張り地を引っ張りながら、
タッカーでバンバンと打ち込んでいきます。
このタッカー、内部のスプリングが強力で、
バン!バン!
とかなり大きな音が出ます。
夜遅い時間には、あまり向かない作業です。
張り替え完了!座り心地は?

完成後、見た目はほぼ元通り。
でも、座ってみると…
まったく別の椅子のような座り心地。
- お尻が沈みすぎない
- 底付きしない
- 姿勢が自然に安定する
クッションの硬さが適切だと、
これほどまでに座りやすくなるのかと驚きました。
しかも、打ち直したタッカー針は以前より浅めに入っているので、
次回の張り替えはもっと楽にできそうです。
デスクチェアは「クッション」で決まる
椅子のフレームや脚が問題なければ、
クッションを張り替えるだけで、新品並みに復活します。
特に、
- 座面が平らな椅子
- シンプルな構造のデスクチェア
なら、DIYでも十分対応可能です。
買い替えを考える前に、
「クッションだけ直す」という選択肢、意外とアリかもしれません。




