冷蔵庫の温度設定を見直して節電してみた結果 牛乳が早く腐った理由と検証記録
前回は、エコキュートの自動湯沸かし時間を変更して大きな節電効果が出た話を書きました。
今回はその流れで、24時間365日動き続けている冷蔵庫の節電に目を向けてみました。
冷蔵庫は止めるわけにもいかず、節電するとしたら「温度設定の見直し」が現実的です。
そこで、実際に設定を変更し、消費電力と食品への影響を検証してみました。
冷蔵庫の温度設定を変更 「中」から「弱」へ
これまで冷蔵庫の設定は、
- 冷蔵:中
- 冷凍:中
という、ごく一般的な状態でした。

気温が低い時期ということもあり、今回は次のように変更しました。
- 冷蔵:弱
- 冷凍:中と弱の中間
設定変更後、念のため庫内温度を測定したところ、冷蔵室は約8℃。
食品の表示を見ると「10℃以下で保存」と書かれているものが多く、数値上は問題なさそうに見えました。
単身用冷蔵庫を使い続けている理由
この冷蔵庫は、引っ越しの多い兄が置いていった単身向けの冷蔵庫です。
本音を言えば、オフにしたいところですが、庫内には意外と食品が入っており、完全に使わない選択はできませんでした。
冷蔵庫の消費電力はどれくらい変わる?

消費電力は、コンセントに挿すだけで測定できる
「節電 エコチェッカー ET30D」 を使用しました。
グラフで見比べてみると、冷蔵庫の温度設定を変えても、消費電力の変化はほとんど分からない程度。
それでも、24時間動き続ける家電なので、長期的には多少の節電になっているはずだと考えました。
家電の消費電力は「測ってみる」と印象が変わる
これまでさまざまな家電を測定してきましたが、
「電気をたくさん使っていそう」というイメージと、実測値は意外と違うことが多いです。
ワット数が分かると、
- この程度なら節電しなくてもいい
- 無理に我慢する必要はない
と判断でき、気兼ねなく家電を使えるメリットがあります。
PC周りの消費電力を測定してみた結果
毎日使っている延長コードには、次の機器を接続しています。
- PC本体
- 約24インチのモニター2台
- WiMAX 2+端末
- スマホ充電器
すべて使用している状態で測定したところ、
- 動画視聴+ゲーム:約220W
- 文書作成・ネット閲覧:約130W
という結果でした。
ゲーム時に消費電力が上がる理由
ゲーム時に消費電力が増えるのは、グラフィックボードの稼働率が大きく影響しています。
GPUは発熱しやすい部品のため、負荷がかかると冷却ファンが高速回転し、その分、電力消費も増えます。
電気料金に換算するといくら?
新電力料金の目安として、
1kWhあたり27円(税込) で計算してみました。
- 220Wを1時間使用:約6円
- 5時間使用:約30円
こうして数字にすると、「意外と安い」と感じる方も多いと思います。
節電効果が大きい家電はどれ?
一般的に、消費電力が大きい家電は次の通りです。
- エアコン
- 冷蔵庫
- 照明器具
- テレビ
- 電気温水器
エコキュートと冷蔵庫は一通り見直したため、残りも無理のない範囲で調整すれば、トータルではそれなりの節電効果になりそうです。
冷蔵庫を「弱」にした結果 牛乳が早く腐った
冷蔵庫の設定温度を見直してから約2週間後、思わぬ変化がありました。

牛乳が明らかに早く腐るようになったのです。
冷蔵庫内が約8℃の状態で、
賞味期限を1週間過ぎた未開封の牛乳を開けてみると、
中身はヨーグルトのように固まり、完全に腐敗していました。
牛乳が固まった原因
雑菌が繁殖し、そこから出た酸の影響で固まったようです。
見た目は硬めのヨーグルト状ですが、もちろん飲めません。
我が家ではこれまで、
未開封なら賞味期限を1週間くらい過ぎても大丈夫
という感覚がありました。
賞味期限と消費期限の違い
- 賞味期限:おいしく飲める期限
- 消費期限:安全に飲める期限
そのため、多少過ぎても問題ないと思っていました。
調べてみると、未開封の牛乳は数日程度なら賞味期限を過ぎても飲める場合があるようです。
ただし、低温殺菌牛乳は持ちが短いとのこと。
冷蔵庫内温度が8℃ではギリギリだった
今回の牛乳は、
75℃で15秒間殺菌された低温殺菌牛乳でした。
一般的な牛乳の約9割を占める
超高温瞬間殺菌(130℃・2秒) なら、もう少し日持ちした可能性があります。
実際に温度を測ると、
- 通常設定:約3℃
- 弱設定:約8℃
この5℃の差が、牛乳の保存性には大きく影響したようです。
節電モードも試したが不安が残った
この冷蔵庫には節電モードもありますが、温度を測ると
庫内温度が上下に2℃ほど変動していました。
一度牛乳を腐らせてしまったため、この温度変化が不安になり、節電モードは使用せず、通常設定に戻しました。
冷蔵庫の節電検証まとめ
約2週間、冷蔵庫の温度設定を見直して検証した結果、
- 消費電力の変化は想像より小さい
- 食品、とくに牛乳の劣化が早くなる
- 安心感を考えると通常設定が無難
という結論になりました。
冷蔵庫は無理に節電せず、これまで通り使うことにします。
節電は「数値」と「生活への影響」を両方見て判断するのが大切だと、改めて感じました。


