これまで、DLNAを通じて、PCの動画がVRで見れていなものが、急に見れなくなったと兄から聞き、いろいろやってみるも解決できず、長らく放置していたのですが。やっと、解決法が見つかりました。
兄のPCは、Windows 7をWindows 10にアップグレードしたものです。ここに、事の発端があるかもしれません。
どんな状態だったかなのですが。兄も、Meta Quest 2を持っていて、それを使い、大画面で動画を見るのが、兄の主なVRの使い道でした。兄は、VRゲームをほとんどしません。
兄に頼まれ、PCにある動画をVRで見れるよう、DLNAの設定をしました。この方法については、ネット上にも情報が多く、Windows 10のメディアストリーミング機能を有効にするというものです。
VR側では、SkyBox VR Playerなどのプレイヤー使い、PCの動画を見るのですが。設定が必要なのは、PC側だけです。
ここからは、Windows 10での話になるのですが。その設定の仕方を手短に説明すると、【設定】⇒【ネットワークとインターネット】⇒【イーサネット】⇒【接続済みのモニターとケーブルのアイコンをクリック】⇒【ネットワーク プロファイル】を開き、プライベートを選択。
次は、メディアストリーミング機能の有効化です。エクスプローラーから【ネットワーク】⇒【メディアストリーミングオプション】⇒【メディアストリーミングの有効にする】を選び、好みの名前をメディアライブラリに付け、OKボタンを押すだけです。
後は、エクスプローラーから共有したいフォルダなどを選び、右クリックでライブラリに追加すれば、VR側のPlayerで見れます。
PC側の動画をVRで見るなら、ライブラリに追加する際は、ビデオのカテゴリを選びます。VRのプレイヤー側では、ネットワークなどを選び、DLNAを選び、ビデオフォルダを開ければ、共有したフォルダが開きます。
これで、見れるのですが。問題は、ここからです。兄のPCでは、最初、この設定で見れるようになったのですが。その後、急に見れなくなります。
この見れなくなった切っ掛けというのが、兄には、心当たりが無く。その後、設定し直しても再生できず、どうにもならなかったのですが。ようやく、これが切っ掛けかなと思えたのが、Windows Updateです。
Windows Updateで更新された時に、DLNAの設定が初期化されてしまうのか、設定が変わり、それで、DLNAで動画データが送信できなくなっていたようです。
どんな状態かと言うと、DLNAを通じ、PC側のフォルダやファイル名は、表示されるのですが。クリックしても、動画が見れず、サムネの表示もありません。

このトラブルを解決する方法は、Windowsボタン + Rで『ファイル名を指定して実行』を開き、そこに、『control』と入力して、OKを押します。

『プログラム』を選択。

『Windowsの機能の有効化または無効化』を選びます。

リストにある『SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート』にチェックを入れ、OKを押して、完了です。その後、少し処理に時間がかかり、再起動します。
これで、長らくDLNAで見れなかった動画が、再び見れるようになりました。解決法が分かるまで、大分、時間がかかりました。
これで見れるようになるのですが。その後も、Windows Updateで変更されることがあるかもしれません。見れなくなったら、また、この方法で設定し直せば、再び見れるようになります。
この他、DNLAを使わずに、PCからの動画をVRで見る方法もあります。それは、Quest Linkを使う方法です。
これは、SkyBox VR Playerなどの動画を見るためのPlayerをPC側のOculusにインストールします。VR側では、Playerを起動せず、Quest LinkでPCと接続し、PC側でPlayerを起動します。これでも、PCの動画をVRで見ることができます。
このやり方なら、PC側にDLNAの設定をする必要がなく、Windows Updateで変更されることもないため、一度、設定してしまえば、VRで動画が見れます。
ただ、難点としては、動画を見るための処理をPC側に任せているため、PCには、それなりの性能が求められます。Playerの動作環境を満たすことができれば、動くはずです。
どちらが手軽かというと、DLNAです。DLNAの方が、PCとの接続もスムーズで、すぐに使えるため、DLNAが使えるなら、Quest Linkをわざわざ接続してというのは、面倒だと思います。