マイナンバーカードの取得とマイナポイント 具体的な申請方法、分からずにつまずいたところ

前回、マイナポイントが分かり難いという話を書いたのですが、今回は、マイナンバーカードを取得、マイナポイントの手続きでなかなか上手く行かなかったことです。

ここからの話は、主にPCを使ってのものです。基本的には、スマホアプリとやってることは変わりません。スマホアプリの場合、対応するスマホの機種が細かく限定されています。

前回も書いたのですが、マイナポイントを受け取るには、マイナンバーカードを取得する必要があります。マイナンバーカードの申請方法なのですが、PCの場合、『マイナンバーカード総合サイト』(https://www.kojinbango-card.go.jp/)からオンライン申請します。

オンライン申請で必要になるものは、顔写真の画像、通知カードです。

顔写真は、デジカメを使い、白い壁を背景に鎖骨あたりから上が撮ります。画質は、640×480に設定、メガネをかけたままでも撮影できるのですが、レンズに光が反射したり、何かが映り込めばNGになるため、メガネは外して撮りました。

通知カードは、紙のカードで一人に一枚送付され、マイナンバーを知らせるためのものです。住所、氏名、生年月日、性別などが記載されています。通知カードにある申請書ID(23ケタ)を入力することになるんですが、これは、マイナンバー(12ケタ 個人番号)とは別のものです。通知カードは、すでに廃止されているため、再発行はできません。

申請書IDが分からない場合は、市町村の窓口へ行き、マイナンバーカード交付申請書を再発行してもらいます。これがあれば、スマホやPCからでも、マイナンバーカードのオンライン申請できます。住所や氏名の姓が変わった場合は、申請書IDを取り直すことになります。

申請書IDなしでも、手書き用のマイナンバーカードの交付申請書をダウンロードで入手し、それに必要事項を書き込んで、郵送で申請することもできます。このやり方だと、申請書IDは必要ないのですが、マイナンバーは書き込む必要があります。

マイナンバーが分からない場合も、市町村の窓口に行き、マイナンバーが記載された住民票を手に入れてとなります。顔写真が必要なことを考えると、マイナンバーカード交付申請書を発行してもらった方が、オンライン申請できるため、楽かもしれません。

直接、市役所の窓口からマイナンバーカードを申請することもでき、この場合、他の申請方法と違い、マイナンバーカードを受け取りに行く必要がなく、郵送で自宅に届きます。

ただ、本来は、マイナンバーカードを受け取る時に、個人情報を利用する際のパスワードを入力するのですが。その作業は、市役所にマイナンバーカードが届きた時に、職員が暗証番号を代行で入力し、その後、簡易書留などで郵送となります。入力するパスワードが、いくつかあることを考えると、不安が残ります。

窓口に申請に来た際に、本人確認できているから、郵送できるという話のようです。そのため、窓口から申請するにしても、申請者一人一人が行く必要があり、例えば、家族分をお父さんが代理で申請するということができません。

私の場合、パソコンでマイナンバーカードをオンライン申請しました。マイナンバーカードができるまで、1ヶ月くらいかかるという話でしたが、3週間ほどででき、この期間内に市役所に取りに来てくださいというハガキが届きます。

平日に取りに行くことになるんですが、もちろん、申請者一人一人が取りに行くため、両親分も申請したため、家族で市役所へ。

取りに行く前に、パスワードを4つ決める必要があり。『署名用電子証明書』のパスワード(英数字 6文字から16文字)、『利用者証明用電子証明書』と『住民基本台帳用』と『券面事項入力補助用』のパスワード(数字4桁、同じ番号可)です。

このパスワードは、何かを手続きする際などに必要になるものなのですが、パスワードを3回、打ち間違えるとロックがかかり。それを解除するには、再び、市役所へ行き、パスワードを設定することになります。

そのため、4つとも別々のパスワードよりは、『署名用電子証明書』のパスワード、『利用者証明用電子証明書』と『住民基本台帳用』と『券面事項入力補助用』は同じパスワードの方が無難です。

兄は、マイナンバーカードが始まった早々に、取得したのですが。窓口の人が勘違いしていたのか、最初は、そうだったのか分からないのですが、4つとも別のパスワードを入力させられ、パスワードの打ち間違えを3回やってしまい、市役所へ行ったことがあります。

市役所へ受け取りに行くのですが、市町村により違いがあり、受け取りに行く日を予約するところもあれば、予約が不要なところもあります。それは、ハガキに記載されています。

実際に、市役所へ取りに行くと、番号札を渡され、20分ほど待たされた後、呼ばれて端末の前に座ります。そこで、いろいろ説明を聞きつつ、パスワードを入力後、マイナンバーカードを受け取ります。

マイナンバーカードが手に入り、ここから、マイナポイントの申請になるのですが、その前に必要になるのが、パソコンでマイナンバーカードが読み込めるようにするためのカードリーダー、そして、マイナポイントの受取先の手続きです。

マイナンバーカードに対応するカードリーダーが必要になり、海外製もあるんですが。個人情報のかたまりのようなマイナンバーカードだけに、国内メーカーで低価格な『サンワサプライ 接触型ICカードリーダライタ ADR-MNICU2』を選びました。

サンワサプライは、設立が昭和26年、岡山に本社があり、PCの周辺機器では、知られたメーカーです。公式サイトからドライバーソフトをダウンロードし、問題なく使えるようになりました。

マイナポイントをクレジットカードで受け取るためには、マイナポイントが受け取れるクレジットカードかを確認し、クレジットカードのマイページなどから事前登録する必要があります。

事前登録に必要な情報は、クレジットカードの番号、氏名、電話番号、期限、セキュリティコードなどです。セキュリティコードは、クレジットカードの裏にかかれていて、最後の3~4桁の番号です。

入力後には、決済サービスIDとセキュリティコードが表示され、それをマイナポイント事業で申し込む際に必要になります。

クレジットカードでの受け取りは、本人名義のものに限られており、家族名義のクレジットカードは対象外です。

マイナポイントの申請は、『マイナポイント事業』(https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/)から行います。この時に注意が必要なのが、ブラウザはGoogle Chromeか Microsoft Edgeのどちらか、拡張機能の追加も必須です。これがなければ、いくらマイナンバーカードをカードリーダーに入れても、正しく読み込めません。

マイナポイント事業は、マイナポイントが申し込めるもの。マイナンバーカードを利用して、様々な行政手続きができるのは、マイナポータル(https://myna.go.jp/)という別のサイトです。マイナポータル側でも、同じ様に拡張機能の追加が求めら、これがなければ先に進みません。

ここまでできれば、後は、マイナポイントを申請するだけです。何も知らないところから始めたこともあり、思ったよりも大変でした。