The Thrill of the Fight 部屋の中でボクシング、短い時間で驚くほど汗が出る

『The Thrill of the Fight』というVRボクシングゲームがあります。やりやすく、シンプルながら十分と感じられるクオリティがあり、これで990円という低価格が凄いです。

どんなゲームかなのですが。サンドバックやダミー人形などでトレーニングしたり、スパーリングや試合をしたりというものです。このゲーム、シングルプレイのみなため、他のユーザーと対戦する機能はありません。

流れとしては、様々なトレーニングを行いながら、試合に出場し、勝ち進めるという感じなのですが。トレーニングやスパーリングをせずに、いきなり試合に出ることもできます。

ボクシングのやり方が、少しでも知っていれば、やりやすそうですが。私の場合、大きな話題になるような試合をテレビでやっていれば見る程度なので、基本的なところは、全く知りません。

そこで、最初は、トレーニングになるのですが、特に重要なのが、ダミー人形です。ダミー人形は、急所に当たるとランプが点きます。ランプの色が、白 ⇒ 青 ⇒ 黄色 ⇒ 赤の順に、ダメージが大きくなります。

これで、どのように当てれば、大きなダメージが与えられるかを掴んでから試合に出れば、ノックアウトも狙えるようになります。

相手は、CGなのですが、リアル過ぎないところも良く、ゲームとしてのやり易さがあります。当たった場所は赤くなったり、少し血が出たりもしますが、見た目が見た目なので痛々しさは、感じません。

難易度は、Easy、Normal、Enduranceがあるんですが。ダミー人形で上手く当てられるようになれば、Easyなら、最初の5,6人までは、ノックアウトできます。

ボクシングに慣れていない方は、Easyでコツを掴んでから、Normalの方が良さそうです。兄は、Normalから始めて、ノックアウトできないと嘆いていました。

レビューには、なかなか倒せないというコメントが、結構、あります。ダミー人形でトレーニングするか、ストレートやフックなどのボクシングの基本を学ぶと、大分、違うと思います。

私は、この動画を参考にしました。YouTubeには、ボクシング動画が、いくつもあるんですが、私は、これが、一番、分かりやすかったです。

このボクシングゲームは、面倒くさくなく、すぐに体も動かせて、汗がしたたり落ちるまで、15分もかかりません。1試合くらいで、こんなに汗をかくのかと、最初は、驚きました。

相手に大きなダメージを与えるには、その分、素早さと力強さが必要になるんですが。やってみて、それが上手くできるのが何か、得意なのは何かが分かります。

私の場合、正面からのストレートよりも、横からのフックの方が素早さもあり、力も入ります。それが分かってから、相手を倒す決めパンチをそれにして、ジャブで相手との距離やタイミングを計りながら、ここぞというところで右からのフックを出すようにしています。

相手も防御するため、全てのパンチに力を込めると、スタミナが持ちません。緩急をつけて、得意なものに力を集中した方が、ゲームとしては、進めやすいです。

VRゲームなのですが、やってることはボクシングなので、運動量が半端じゃないです。しかも、目の前に大きな相手がいて、パンチしてくるため、殴り返さなければという意識が強くなり、自然と手が出ます。

試合では、一人倒せば、新たな相手が現れるようになっていて、最後は、金色パンツのチャンピオンらしきものが登場します。観客の動きは、ワンパターンですが、勝ち進めば、試合会場も大きくなり、観客の数も増えるようになっています。

部屋の中で、大した音も無く、これだけの汗がかけるというのは、なかなかないです。