GREEN HELL VR ジャングルで生き抜くVRサバイバルゲーム、こだわりが感じられる細かさ

2022年4月に発売された『GREEN HELL VR』は、非日常なジャングルが楽しめたら、ストレス解消にいいんじゃないかと思い、購入しました。

TBSのテレビ番組『アイ・アム・冒険少年』、テレビ朝日『いきなり!黄金伝説。』の無人島などを少しハードにしたようなものを想像していたんですが。

実際にプレイしてみると、大分、ハードさが違い、思ったよりも細かく、ホラーモノとは少し違った怖さも感じられます。

このゲーム、物語があるストーリーモード、生き抜くのが目的のサバイバルモードがあります。難易度の設定は、一番優しい『観光客』、『公園の散歩』、『ジャングルへようこそ』、最もハードな『ジャングルの王』の4段階。

このれらの設定により、『正気度』、『敵対部族』、『肉食動物』、『地図上での自分の位置の表示』のオンオフ、『栄養素の減少』具合が変わります。『正気度』が下がると、幻覚に襲われます。

基本的には、ジャングルで手に入るものを使い、様々な武器を作ったり、小屋を作ったり、水を貯めるための道具を作ったりします。歩き回りながら、誰かが作ったものを見つけると、それが作れるようになります。

食に関する部分が、非常に細かいです。食べて美味いものは少なく、不味くても食べれればいい方で、焼かなければ食べれなかったり、時間が経って腐ったりもします。

食べられないものを食べた時には、吐き出したり、毒のようなもので視野が狭くなったり、胸の鼓動が早くなったり、体力が減り、調子が悪くなります。

様々な食べ物があるんですが、それぞれに、含まれる栄養素があり、タンパク質、炭水化物、脂肪、水分の4つ。健康を保つためには、これらを満たす必要があります。

水分は、果物を食べることでも補えるのですが、ジャングルなので、よく雨が降り、ヤシの実を割って飲んだ後、それを地面に置いて、雨水を貯めて飲んだりもします。

背中にリュックサックがあり、トランシーバーで一緒にやってきた女性と連絡したり、腕時計から、時間、方位、体の状態などが分かるようにもなっています。

真っ暗な森の中で雨も降り、野生動物もうろちょろしており、そこで、ただ、草むらで立っていると、今までに感じたことがないような、恐怖と孤独が押し寄せてきます。

攻撃されない設定でも、生き続けるには、食料と飲み水が必要なため、最初は、すぐに死にます。何回か死んでるうちに、コツが掴めるのですが、シビアな分、実際のサバイバルにも役立ちそうです。

このゲームをやっていると、気づけば、壁にキズがというのが、何度もあります。VRの中で、木を切り倒したり、火打石で火をつけたり、大きな木を組んでテントのようなものを作ったりするんですが。何をするにしても、その動きを実際にやるため、コントローラーを持つ手の動きが大きいです。

私の部屋では、2m × 2mの空間もないため、VRでジャングルを歩くうちに、目の前が部屋の壁になり、それに気づかず、火を起こそうとすると、壁をドンドンと叩いたり、擦って壁紙が削れたりします。

ジャングルの中は、起伏が激しく、急な登りがあったりもするため、私のように3D酔いする方だと、長くプレイするのは、厳しいかもしれません。

私は、酔いそうだと思いつつも、木を切り倒して、小屋の屋根部分の骨組みを作ろうと、木の上を石で打ちながら、ツルを巻き付けて固定したり、物作りがあるため、やり始めると長くなってしまいます。

夜になれば、動きが取れないため、時間を先に進めたりはしますが。厳しい環境だからこそ、やることも多く、何もすることが無く、時間を持て余すような感じにはまりません。

このゲーム、セーブが、決められたところでしかできません。積み重ねた石に文字が描かれたところか、自分で建てた小屋の前になります。

オートセーブで、すぐに途中でやめられると助かるのですが、そこが、少しやり難いところです。

このゲームも、クロスバイ対応なので、PC版 Oculusからもプレイできます。ジャングルがより細かく表現されて、アイテムを収納するリュックサックも違った感じになります。

私は、気軽に楽しめる方がいいため、これも、Meta Quest 2のみでプレイしています。