食物繊維で太り難い体 2.お腹が張りで難消化性デキストリンからイヌリンへ

毎食前に、水溶性食物繊維の『難消化性デキストリン』をティースプーン1杯を水に溶いて飲み、それからご飯を食べるようになると、低めの体重の65kgが維持できるようになりました。

飲み始めの1週間は、排便の回数が、多い時で3回あったのですが。そのまま、飲み続けていたところ、体が慣れたのか排便の回数が減り始め、この頃から、お腹の張りを感じるようになります。

一般的に、水溶性食物繊維を多く取り過ぎれば下痢に、不溶性食物繊維を多く取れば、便の量が増え、便自体が大きめになり、便秘になると言われています。

私の場合、水溶性食物繊維を粉末で摂取するようになったことで、これまでの食事とは違い、多めに取れている状態です。下痢になるなら分かるのですが、お腹が張った状態が続き、下痢というよりは、便秘気味の方に近いです。

それでも、翌朝、体重を測れば、いつものように、65kgになっています。このことからも、便が出いている量に問題は無さそうですが、お腹が張っているせいか、便意があり、完全に出ていないような感覚です。

水溶性食物繊維は、水分を含むとゲル化して、それが腸内をゆっくり移動しながら、脂質、糖、塩分を吸着し、便として排泄されます。その他、水溶性食物繊維は、乳酸菌のエサにもなります。

腸内環境に良い方向でも悪い方向でも変化があれば、お腹の調子が悪くなります。それが過ぎれば、元の状態に戻るはずなので、しばらく様子を見ることにしました。

3、4週間経っても、お腹の張りが治まらず、他の人は、どうなんだろうとAmazonで『難消化性デキストリン』のレビューを読んでいたところ、お腹が張り難いという『イヌリン』に切り換えたという話がありました。

どちらも水溶性食物繊維なのですが、『難消化性デキストリン』は、トウモロコシなどのでんぷんから作られ、『イヌリン』は、チコリという芋が原料です。

お腹が張り難いなら、こちらに私も切り替えようと、『LOHAStyle(ロハスタイル)イヌリン』を購入しました。どちらも、LOHAStyle(ロハスタイル)なのですが、これは、単純にレビュー数が多く、評価が高かったからです。

左が『難消化性デキストリン』で、少し粗めの粉末、右が『イヌリン』(製品名 イヌリア)で、こちらは、細かいパウダー状です。味は、難消化性デキストリンは無味無臭、イヌリンは、無臭ですが、少し甘みがあります。

『イヌリン』の商品説明にも、ビフィズス菌のエサになると書かれています。乳酸菌のエサが、水溶性食物繊維やオリゴ糖、ビフィズス菌はオリゴ糖です。

『イヌリン』に含まれる糖質は、フラクトオリゴ糖になります。フラクトオリゴ糖は、難消化性のオリゴ糖なので、体内に吸収されないため、血糖値が上がらないという特徴があります。ビフィズス菌のエサにはなるため、腸内環境にも良いとされています。

溶けやすさは、どちらも水に溶けるのですが。難消化性デキストリンは、溶けるものの、ちょっと混ぜないと固まりがふわふわしてる感じです。イヌリンの方は、ちょっと溶けにくそうで、ぬるま湯やお湯なら、固まる前に混ぜれば、あっという間に溶けます。

問題は、お腹の張りです。確かに『難消化性デキストリン』に比べ、『イヌリン』の方が、お腹の張りが穏やかです。私の場合、全くお腹が張らないというほどではありませんでした。

水溶性食物繊維の様々な製品を見つつ、そのレビューを読んでみたのですが。商品説明の通りに、効果があったという方もいれば、全く効かなかったり、私のようにお腹が張るなど、意見がバラバラです。

それは、恐らく、人それぞれで腸内環境に違いがあり、その影響が大きいことが原因だと思います。何を食べているかでも大きな違いがあり、ストレスだけでも下痢や便秘にもなるため、不確かな要素が多すぎます。

『イヌリン』に切り換えても、問題なく体重は低めに保てています。ただ、お腹の張りは、多少の違いがあるものの、依然として、あります。

お腹の張りと言えば、整腸剤です。今度は、毎食前に水溶性食物繊維、食後に整腸剤を飲むことになります。