【ICARUS(サバイブイカルス)レビュー】実際にプレイして分かった魅力と気になったところ

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『ICARUS(サバイブイカルス)』は、過酷な惑星を舞台にしたサバイバルゲームです。

採掘や建築、嵐や落雷などの自然災害がリアルに作り込まれており、

サバイバルゲームとしての完成度は非常に高いと感じました。

その一方で、日本語翻訳やストーリー性など、

人によっては気になる部分もあります。

今回は、実際にプレイして分かった

ICARUSの魅力と気になった点を紹介していきます。

なお、本記事はソロプレイで実際に遊んだ感想をもとにまとめています。

マルチプレイについては未プレイのため、ソロプレイ中心のレビューになります。


良かったところ

効果音が心地よく、作業が楽しい

ICARUSは、効果音の作り込みも非常に印象的でした。

特に木を切り倒す時の「コン、コン」という高めの斧の音は心地よく、

最後に大木が倒れる瞬間の迫力も十分あります。

木が隣の木へ寄り掛かることもあり、

視覚だけでなく音でも伐採の気持ち良さが伝わってきます。

採掘でも同様で、つるはしを振り下ろした時の岩を砕く音が気持ちよく、

「もう少し掘ってみよう」と自然に思えるほどです。

私は採掘を中心にレベルを上げましたが、

何時間も採掘を続けられた理由の一つは、

この効果音の良さにもあると感じました。

派手なBGMで盛り上げるというよりも、

自然の環境音や道具を使う音を丁寧に作り込んでいるため、

サバイバルの世界へ入り込みやすい作品になっています。


採掘がとにかく気持ちいい

ICARUSをプレイして最初に驚いたのは、採掘の楽しさです。

岩石をつるはしで叩くと、壊れ方が細かく表現されており、

ただ岩が消えるだけではありません。

さらに、つるはしのスキルを取得したり、

石・鉄・プラチナなど、より性能の高いつるはしへ持ち替えることで、

1回の採掘で複数の石材が採れるようになり、

成長が実感でき、経験値も効率よく得られます。

石材は、つるはしを振るえば、自動で石材がインベントリへ入るため、

一つ一つ拾う必要がないのも快適でした。


木を切る楽しさがある

サバイバルゲームは数多くありますが、

木を切る演出まで丁寧な作品は意外と多くありません。

ICARUSでは、

  • 木を切る音
  • 倒れる演出
  • 他の木へ寄り掛かる倒木
  • 倒した木を細かく切り分ける工程

まで作り込まれています。

木こりゲームの「Lumberjack’s Dynasty」を思い出すほど完成度が高く、

伐採しているだけでも楽しく感じました。


野生動物を狩る演出も細かい

ICARUSでは、鹿や狼などの野生動物を狩って

食料や素材を集めることも重要になります。

木製ジャベリン(投げ槍)を遠くから投げて命中すると、

キルムービーが入ることがあり、狩りに成功した達成感があります。

倒した動物からは肉や毛皮、皮革などを採取でき、

その後は時間の経過とともに骸骨だけが残るなど、

細かな演出も印象的でした。

こうした一つひとつの積み重ねが、

「この惑星で生き抜いている」という

サバイバルらしさにつながっていると感じます。


自然災害がゲームを面白くしている

ICARUSでは、嵐や雷は単なる演出ではありません。

実際に木が倒れたり、雷で森林火災が発生したりと、

自然そのものがプレイヤーに影響を与えます。

私も最初は、わらと木材で家を建てていましたが、

嵐が来るたびに壁が壊れ、そのたびに修理を繰り返していました。

「木造だから多少壊れるのは仕方ないかな」と

修理しながら使っていました。

ところが、今度は落雷で火災。

消火用の道具も作れず、家は焼け落ち、

中に置いていた製作台や寝袋まで失ってしまいました。

この経験から、「木造では安心して暮らせない」と感じ、

他の場所で大量の石材と釘を集めて

石造りの家を建てることになりました。

石の家になってからは燃えなくなり安心感は増しましたが、

それでも嵐では近くの大木が倒れ、石の壁が一部壊れる場面もありました。

また、家の周囲をきれいに伐採していた場所へ、

嵐のあとに大木が何本も重なるように倒れていたことも印象的でした。

せっかく片付けた場所が再び荒れ、

今度は倒木を切り分けて片付けることになります。

このように、建築したら終わりではなく、

自然災害によって拠点を維持していく必要があるため、

自分の家に愛着が湧き、「もっと丈夫な家を作ろう」

という目標にもつながりました。


オープンワールドとミッションの住み分けが面白い

ICARUSは、

  • 自由に遊べるオープンワールド
  • 制限時間付きのミッション

が用意されています。

オープンワールドではレベル上げや建築を楽しみ、

育ったキャラクターでミッションへ挑戦する流れが自然に作られています。

ゲームの遊び方を自分で選べる点は非常に好印象でした。


育成の自由度が高い

スキルの振り方でプレイスタイルが大きく変わります。

私は採掘特化に育成し、

  • 採掘速度アップ
  • つるはし耐久アップ

を中心に取得しました。

その結果、ミッションで大量の鉱石を集める際も

効率よく進められています。

人によっては戦闘重視や建築重視など、

違った遊び方もできそうです。


気になったところ

ストーリー性は控えめ

ゲーム紹介を見ると壮大なSFストーリーがありそうな印象を受けます。

しかし、実際にプレイすると物語よりも

サバイバルを楽しむゲームという印象でした。

任務はありますが、

「誰のために危険な惑星へ降り立っているのか」

「主人公にはどんな背景があるのか」

といった人間ドラマはあまり描かれません。

ゲームとしては非常に面白いものの、

Falloutシリーズのようなストーリー重視の作品を期待すると

少し物足りなさを感じるかもしれません。


日本語翻訳が完全ではない

プレイ中に気になったのが日本語対応です。

設定画面などは問題ありませんが、

ミッションでは

  • 英語のまま表示される部分
  • 日本語が文字化けしている部分

がありました。

オープンワールドではそれほど困りませんが、

ミッションでは依頼内容を読む場面が多いため、

改善されるとさらに遊びやすくなると思います。


ミッションは思った以上に素材集めが大変

最初のチュートリアルのようなミッションを終え、

次に選べるミッションの『SPELUNKING: Assisted Stockpile』(難易度:通常)では、

ツールの回収の他、次の鉱石も集めることに

地表で集める鉱石

350
硫黄220
シリカ220

洞窟内で集める鉱石

450
160
160
プラチナ100
チタン100
アルミ60

など大量の鉱石を要求されます。

難易度を『簡単』に下げることで、

石 350個が、250個になるなど調整されますが、

集める数が多めでサバイバル要素もしっかり残っています。

ある程度、オープンワールドで育ててから

挑戦した方が快適に進められると感じました。


戦闘はシンプルで好みが分かれる

ICARUSは、採掘や建築、嵐や落雷などの自然表現が

非常に細かく作り込まれています。

一方で、敵との戦闘は比較的シンプルな印象でした。

鹿や狼などの野生動物はリアルですが、

敵の動きは単調なものが多く、

攻撃パターンも限られています。

そのため、敵との駆け引きを楽しむアクションゲームとして見ると、

少し物足りなさを感じる人もいるかもしれません。

このゲームは戦闘を中心に楽しむ作品ではなく、

自然環境の表現に重点を置いたゲームと考えれば、

このバランスにも納得できました。


三人称視点のモーションは少しぎこちない

ICARUSは、一人称視点だけでなく、

三人称視点へ切り替えてプレイすることもできます。

普段は一人称で遊んでいたため特に気になりませんでしたが、

三人称へ切り替えてみると、

キャラクターの走るモーションが少しぎこちなく感じました。

動きがやや硬く、滑らかさに欠ける印象で、

採掘や建築、自然環境の作り込みが非常に細かいだけに、

この部分は少し惜しく感じます。

とはいえ、ゲームは一人称視点を前提に作られているため、

一人称でプレイする分にはほとんど気になりませんでした。


感想

ICARUSは、サバイバルゲームとしては完成度の高い作品と感じました。

採掘や伐採、悪天候による自然災害など、プレイヤーが実際に

「この惑星で生きている」と感じられる作り込みがあります。

一方で、人間ドラマや物語は控えめなため、

ストーリーを重視する人は少し物足りなく感じるかもしれません。

ゲームとしての面白さは非常に高い一方で、

主人公や登場人物との人間関係があまり描かれないため、

Falloutシリーズのような「物語を体験するゲーム」とは少し方向性が異なります。

「サバイバルそのものを楽しみたい人」には、おすすめできる作品です。

一方で、ストーリーや人間ドラマも重視する人は、

こういうものと理解したうえでプレイすると、

より満足できる作品だと思います。

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