久しぶりに、かなりひどい痔になりました。
切れ痔ならこれまでにも何度か経験しています。
排便のときに切れてしまい、その後2~3日は痛いということはありました。
しかし今回は、それとは明らかに違いました。
硬い便を出した直後から、肛門の周囲の3分の1ほどがポコンと膨らみ、
その部分だけでなく周囲まで広く痛みます。
肛門に何かが挟まっているような異物感もあり、
肛門に力を入れると「じ~~ん」と痛みが響きました。
ここ10年ほどを振り返っても、これほどひどい痔になった記憶はありません。
ところが、金曜日の朝に発症したものが、
水曜日の朝には痛みなく排便できるところまで回復しました。
今回は、痔になるまでの経緯と、
回復するまでにやったことを記録しておこうと思います。
痔になる少し前から便通が乱れていた

今回の痔は、突然始まったように見えて、
その前から便通にかなり変化がありました。
私はもともと便秘気味で、普段は少量の酸化マグネシウム便秘薬を使い、
便が硬くならないようにしています。
ところが、父が買ってきた飲むヨーグルトを飲み始めたところ、
お腹が緩くなりました。

便が柔らかいどころか下るようになったため、
いったん酸化マグネシウムを飲むのをやめました。
その後、今度は胃の調子を崩してしまい、
2~3日ほどおかゆ中心の食事をしていました。
すると便が出なくなりました。
「これは次の便が硬くなりそうだな」と思い、
酸化マグネシウムを再び飲み始めました。
しかし、どうやら少し遅かったようです。
硬い便が肛門のところで止まってしまった
金曜日の朝、ようやく便が出ました。
ところが、最初の便がかなり硬い。
しかも途中まで出たところで、
肛門に引っ掛かるように止まってしまいました。
結局、その硬い便を出したのですが、
その直後から肛門がひどく痛むようになりました。
確認してみると、肛門周囲の3分の1ほどが明らかに膨らんでいます。
普段経験する切れ痔なら「切れたところが痛い」という部分的な感じですが、
今回は膨らんでいる部分を中心に、その周囲まで「面」で痛む感じです。
これはいつもの切れ痔とは違うぞ、と思いました。
幸いだったのは、硬い便が出る前に酸化マグネシウムを再開していたことです。
その次の排便からは、すでに便が柔らかくなっていました。
まず痔の座薬を使った

最初に使ったのは、以前から常備していた「ザッスルAX坐剤」です。
今回、回復するまでに合計5個使いました。
座薬だけでなく、便を硬くしないことにも注意しました。
せっかく傷めた肛門が治り始めても、翌日にまた硬い便を出せば、
同じところを傷つけてしまう可能性があります。
今回、その後の排便がずっと柔らかかったことは、
回復するうえでかなり大きかったのではないかと思っています。
朝晩、お風呂で温めるとかなり楽になった
今回、意外なほど効果を実感したのがお風呂でした。
肛門が腫れて痛い状態でも、お風呂に入って温めると明らかに楽になります。
そこで朝と夜に入浴し、肛門周辺を温めるようにしました。
痔の薬の説明書にも、入浴して身体を温め、
血行をよくすることが養生法として書かれています。
実際にひどい痔になってみると、
「お風呂で温める」という昔ながらの対処法も侮れないと感じました。
土曜日の夜からヘモリンドを飲み始めた

今回、いつもの切れ痔より明らかに症状が強かったため、
「ヘモリンド舌下錠」も注文しました。
土曜日の夜8時ごろ、最初の1錠を舌の下で溶かして服用しました。
そのまま寝て、夜12時ごろトイレに起きたとき、変化を感じました。
それまで肛門に力を入れると「じ~~ん」と響いていた痛みが、
かなり弱くなっていたのです。
さらに翌朝、お風呂に入ったときに腫れていた部分を確認すると、
前日まで硬めだった膨らみの高さが下がり、
弾力も柔らかくなっていました。
指で軽く押すと肛門内へ戻るくらいになっています。
肛門に何かが挟まっているような感覚もなくなりました。
もちろん、これがヘモリンドだけの効果だったとは言えません。
座薬も使っていますし、朝晩の温浴もしています。
便も柔らかく保っていましたし、
自然に炎症が引いていった可能性もあります。
それでも私自身の感覚としては、
ヘモリンドを飲み始めたあたりから
回復が一段速くなったように感じました。
「面の痛み」が「線や点の痛み」に変わった
回復していく過程で面白かったのが、痛み方の変化です。
最初は肛門周辺のかなり広い範囲が痛く、
まさに「面」で痛みを感じていました。
腫れが引いてくると、その広い痛みがなくなりました。
代わりに、ウォシュレットの水が特定の場所に当たったときや、
トイレットペーパーで拭いたときだけ、
擦り傷に触れたようなヒリヒリした痛みを感じます。
感覚としては、
面の痛み → 線や点の痛み → ヒリヒリする程度 → 痛みなし
という順番でした。
途中から少しかゆみも感じるようになりました。
金曜日に発症して、水曜日には痛みなく排便できた
そして水曜日の朝。
いつものように排便してみると、もう痛みがありませんでした。
金曜日の朝には、肛門の3分の1ほどが腫れ、
肛門に何かが挟まっているような感覚があり、
力を入れるだけで痛かったものが、
5日ほどでほぼ元の状態まで戻ったことになります。
最初の状態を考えると、思っていたよりずっと早い回復でした。
今回行ったことを振り返ると、
- 酸化マグネシウムで、その後の便を柔らかく保った
- ザッスルAX坐剤を使用した
- 朝晩の入浴で肛門周囲を温めた
- ヘモリンド舌下錠を使用した
- ウォシュレットを弱くして、患部を強く擦らないようにした
といった対処を同時に行っています。
そのため「これ一つのおかげで治った」とは言えません。
ただ、硬い便を出したあとに、
再び硬い便で肛門を傷めなかったことは、
かなり重要だったのではないかと思っています。
今回最大の反省点は「硬い便を無理に出したこと」
そして、今回いちばん記録しておきたいのは、
痔になった後のことではありません。
硬い便が肛門のところで止まった時点で、
無理に出そうとしなければよかったということです。
便が2~3日出ていなければ、
先頭部分が硬くなっている可能性があります。
そこで「もう出かかっているから」と強くいきんで押し出すと、
今回のように肛門を傷めることがあります。
今後は、
→ 数日排便がない
→ 次の便が硬そうだと警戒する
→ 硬便を無理に押し出す前に対処する
という流れを意識したいと思います。

そこで次に同じようなことが起きたときは、
家に常備している「イチジク浣腸」を使うことも考えています。
浣腸というと「腸を刺激して便を出す薬」というイメージがありましたが、
主成分のグリセリンには、直腸を刺激して排便を促すだけでなく、
硬くなった便を軟らかくして出しやすくする作用もあります。
今回のように、硬い便が肛門まで出てきて動かなくなる前に、
「数日便が出ていない。次の便は硬くなっていそうだ」
という段階で対処するのがポイントだと思いました。
子供のころ以来なので正直ちょっと抵抗はありますが、
今回のような痔になるくらいなら、
こうした方法も選択肢にしたいと思います。
なお、強い腹痛や嘔吐がある、便もガスも出ない、
強い出血がある、硬い便が完全に詰まってしまった、
といった場合には、市販薬だけで無理に対処せず
医療機関へ相談したほうが安全です。
痔になってから治すより、硬い便を作らないほうがずっと楽
今回、ここ10年でも記憶にないほどひどい痔になって、
改めて思いました。
痔になってから治療するより、
硬い便を出さないほうが圧倒的に楽です。
痔になってしまえば、座っていても気になる。
立ちっぱなしでも不快。
肛門に力が入れば痛い。
トイレへ行けば、ウォシュレットやトイレットペーパーまで痛い。
日常生活の何でもない動作に、
いちいち肛門が参加してきます。
幸い今回は5日ほどでほぼ回復しましたが、
次に同じようなことが起きたら、今回の記録を読み返して、
「数日便が出ていない時点で警戒する」ことにします。
今回、痔になったこと自体は散々でしたが、
今後同じことを繰り返さないための経験にはなりました。

