10年以上使った冷蔵庫が、突然冷えなくなり、エラー表示が点滅。
コンセントの抜き差しで復活したり、背面掃除で改善したりするものの、再び不調に。
原因を探った結果、見えてきた“故障箇所”とは――。
掃除・分解・修理検討から、最後の買い替えまでをまとめた実体験です。
自動製氷が壊れ、エラー表示が点滅
我が家の冷蔵庫は、日立の『R-SF570CM』。
最初に異変が起きたのは、1年以上前でした。

ある日、自動製氷機能が壊れ、その後はカギマークのエラー表示が、四六時中点滅するように。
ただ、冷蔵庫自体は冷えていたため、製氷皿を別に買い、だましだまし使っていました。
そんなある日、冷蔵庫から「カチン!」という音が。


詳しく見てみると、製氷皿が斜めに引っ掛かった状態で止まり、回転部分から外れていました。
思い返してみると、以前、氷が大量にでき過ぎて製氷室が開かなくなったことがあり、
その時、力任せに引っ張って冷凍庫を開けた記憶があります。
どうやら、その時に、製氷皿がズレてしまったようです。

なんとか元の位置に戻すも、製氷ボタンを押しても水が流れず、エラー表示は消えません。

ただ、「製氷停止」ボタンを押せば、点滅だけは止められることが分かり、とりあえず、その状態で様子を見ることになりました。
今度は冷蔵室まで冷えなくなった
それから数日後。
今度は、冷蔵庫そのものの冷え方が不安定になり、朝、冷蔵庫を開けると、ほぼ常温状態に。
冷凍庫には霜が付き、製氷皿の水も凍っていません。
購入して約10年。
「とうとう壊れたか…」と思い、修理費を調べてみると、冷蔵庫は他の家電より修理費が高く、軽い修理でも2万円前後、本格修理なら数万円も珍しくない。
しかも、10年使った冷蔵庫を修理しても、別の部分が壊れる可能性も高い。
「修理より買い替え」と言われる理由が、なんとなく分かります。
コンセントを抜いたら、まさかの復活

年末も近く、「買い替えかな…」と思いつつ、最後に掃除でもしようと、冷蔵庫の上を拭いていました。
すると、ふとコンセントが目に入り、
「一度、抜いてみたらどうなるんだろう?」
と、試してみることに。
これは、パソコンが不調の時に、とりあえず再起動してみる感覚に近いです。
冷蔵庫のコンセントを抜き、少し時間を置いて差し込むと、いつもより音が静か。
その後、数時間かけて少しずつ冷え始め、10時間ほどで元の温度まで戻りました。
冷凍庫 → 製氷室 → 冷蔵室 → 野菜室という順番で冷えていくのも分かり、
「冷蔵庫って、こうやって冷えていくんだ」
と、妙に感心してしまいました。
原因としては、温度センサーや制御系の一時的な異常だったのかもしれません。
背面を見ると、排気口がホコリで完全に塞がっていた
ところが、その3日後。
再び冷蔵室が冷えなくなります。
「今度こそダメか…」
そう思いつつ、次に疑ったのが、コンプレッサーの熱暴走でした。
冷蔵庫の背面がホコリで塞がれていると、熱を逃がせず、安全装置が働いて停止することがあります。




説明書を調べると、大型冷蔵庫には移動用の車輪が付いており、前面下の調節足を専用レンチで上げれば動かせるとのこと。
実際にやってみると、100kg近い冷蔵庫も意外と簡単に動きました。
そして背面を見ると…。


排気口が、分厚い綿ホコリで完全に塞がっていました。

掃除機でホコリを吸い取ると、冷蔵庫の音も静かになり、冷え方も改善。
冷蔵庫は「壁にピッタリ設置OK」と書かれていましたが、今回は、左右・背面ともに3cmほど空間を空けるようにしました。
原因は“冷蔵室の冷却ファン”っぽい
ただ、それでも不具合は再発。
よく観察していると、冷蔵庫が冷えない時は、「ブゥーン」という冷却ファンの音がしていないことに気づきました。
特に不思議だったのが、真空チルド室。
真空チルドを開閉すると、「ボボボボ」という空気を抜く音と一緒に、冷却ファンも回り始めることがあったんです。
逆に、ファンが回れば、ちゃんと冷える。
つまり、問題は冷蔵室の冷却ファン周辺にありそうでした。

その後、エラー表示の点滅回数を調べると、やはり冷蔵室の冷却ファン系統の異常であることが判明。
ただ、この部分だけでも修理費は3万円前後。
しかも、他にも故障箇所がある可能性がありました。
自分で分解修理を試みるも断念
「掃除すれば直るかもしれない」




そう思い、冷蔵室の棚や真空チルドを外し、内部を分解してみました。
ただ、日立のこの機種は、冷却ファンがかなり奥にあり、手が届きません。
小さな鏡を使って内部を覗いてみても、完全分解レベルになりそうでした。
しかも、冷凍食品を外に出したまま長時間作業するのも難しく、ここで断念。
最終的に、新しい冷蔵庫を注文することになりました。
新しい冷蔵庫へ買い替え

400L以上でいろいろ探し、購入したのが右の『三菱 MR-CD41G』。
故障したのが、左の『日立 R-SF570CM』。
大きさは、古い冷蔵庫 565L、新しいもの 405Lです。
最初は、「容量が小さくて大丈夫かな?」とも思ったのですが、古い冷蔵庫の中身を全部出してみると、
- 数年前の調味料 ※思いっきり賞味期限切れ
- 父が漬けた昔のらっきょう ※傷んで食べれない
- 放置された食品 ※食べれそうにない
など、忘れられたものが大量に。
「これなら、400Lでも十分じゃないか」
となりました。
今のところ、母からも特に不満は出ていません。
買い替え費用 リサイクル料金 と 運搬料金
冷蔵庫は「標準取り付け費込み」と書かれていることが多いですが、
これは基本的に“新しい冷蔵庫を運び込み、設置するまで”の費用です。
買い替えの場合は、別途「古い冷蔵庫の運搬費」と「家電リサイクル料金」が必要になります。
運搬費は2,000円前後から、リサイクル料金は170L以下で3,740円(税込)、171L以上で4,730円(税込)が目安です。
※リサイクル料金はメーカーによって多少異なります。
今回、我が家では565Lの大型冷蔵庫を1階から運び出してもらい、運搬費は3,000円ほど、これにリサイクル料4,730円、合計 約8,000円でした。
冷蔵庫の“年間消費電力量”は単純比較できない
気になったのが、省エネ性能です。
- 古い日立『R-SF570CM』:200kWh/年
- 新しい三菱『MR-CD41G』:298kWh/年
数字だけ見ると、新しい冷蔵庫の方が消費電力が高く見えます。
ただ、調べてみると、これは旧JISと新JISの測定基準の違いでした。
新JISでは、
- 周囲温度が高い
- 冷やす食品量が多い
- 扉の開閉条件も違う
など、より実使用に近い厳しい条件で測定されています。
つまり、古い冷蔵庫の方が省エネに見えても、単純比較できません。
電気代が気になる時代だからこそ、この“測定基準の違い”は、意外と重要かもしれません。
冷蔵庫は突然壊れる…でも掃除は大事かも
今回、冷蔵庫の故障を通して感じたのは、
- 背面のホコリ掃除は重要
- 冷却ファンの異常は厄介
- コンセント抜き差しで復活する場合もある
- 10年超えは買い替え覚悟
ということでした。
冷蔵庫は、24時間365日、休まず動き続ける家電です。
だからこそ、普段は気づかない部分にも、たまには目を向けた方がいいのかもしれません。



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