ある日、父が実家で庭仕事をしていたところ、
鍵がなくなったと連絡がありました。
なくしたのは、家の鍵だけではありません。
- 家の鍵
- 車の鍵
- 家の物置の鍵
- 離れの物置の鍵
合計4本の鍵が付いた鍵束です。
かなり大きな鍵束なので、
「どこかに落ちていれば、すぐ見つかるだろう。」
そう思っていました。
空き巣被害を経験しているため、不安が大きかった
実家は、数年前に空き巣被害を受けています。
庭側の窓ガラスが割られ、
警察が3時間ほど現場検証を行いました。
その経験があるため、
「庭のどこかに落ちていて、誰かに拾われたらどうしよう。」
という不安がありました。
そのため、まずは庭に鍵があるのか
それを確認することを優先しました。
金属探知機を購入

最初は、
「このくらいなら試してみてもいいかな。」
という気持ちで、ハンディタイプの金属探知機を購入しました。

電池は付属しておらず、9V形の四角の電池が必要です。
小型で場所も取らないため、
家庭で使うにはちょうど良いサイズです。

届いてすぐに、
- ディンプルキー(小さなくぼみがある鍵)
- 10円玉
- エアコンのリモコン
で反応を確認しました。
ディンプルキーなら約5cm程度の距離で反応し、
実際に鍵探しへ使えることが分かりました。
検知を知らせる アラームと振動モード

今回購入した金属探知機は、
アラームと振動の2種類から選べます。

どちらも金属を検知すると、
本体の緑色のランプが赤色へ変わります。
アラームモードでは、
金属を検知すると音が鳴り、
離すとすぐに音も止まりました。
一方、振動モードでは、
金属を検知すると振動が始まり、
金属から離しても、すぐには止まらず、
数秒間振動が続きました。
最初は故障かと思いましたが、
使っているうちに仕様なのだと分かりました。
父から当日の行動を詳しく聞いてみた
実家へ行く前に、
父が鍵をなくした日の行動を整理しました。
すると、
- 車を前へ移動
- 車を施錠
- 生垣の手入れ
- シソとプチトマトの収穫
- 松の木周辺の草取り
- 鍵がないことに気付く
という流れだったことが分かりました。
こうして時系列を整理すると、
探す範囲もかなり絞ることができます。
実際に庭で探してみた
翌日、
父と一緒に実家へ向かいました。
ところが、想像以上に大変だったのは、
蚊の多さです。

しゃがむたびに「プーン」と蚊が寄ってきて、

半袖だったため、17か所ほど刺されてしまい
金属探知機をゆっくり動かすことすら大変でした。
シソが生い茂った畑や、
空き家との境にある生垣周辺などを、
約2時間かけて金属探知機で探しました。
しかし、鍵は見つかりませんでした。
最初の草取り袋が気になる
父の話では、鍵がないと気付く前に
まとめた雑草を燃えるゴミ袋に入れ、
すでにゴミへ出してしまったそうです。
その後、
「草と一緒に入ってしまったかもしれない。」と思い、
残り2袋は処分せず残していました。
この話を聞くと、
最初に出したゴミ袋へ
入ってしまった可能性も考えられます。
ディンプルキーの合鍵はその場では作れなかった
庭を探し終えたあと、
近所のホームセンターへ向かいました。

私は、普通の鍵のように、
その場で数分あれば合鍵が作れると思っていました。
しかし、ディンプルキーは違いました。
鍵に刻まれたアルファベットと数字のキー番号をもとに、
メーカーへ注文して作る仕組みで、
普通の合鍵が作れるところなら、
どこでも対応できるものでもありませんでした。
ディンプルキーの合鍵を注文したところ
納期は約2〜3週間、費用は3,940円でした。
この価格は、ディンプルキーにより多少の違いがあり、
お店で見せてもらったカタログによると、
金庫のディンプルキーでは、1万円を超えるものもありました。
防犯性が高い鍵だからこそ、時間もお金もかかると感じました。
金属探知機を使って感じたこと
結果として、
鍵は見つかりませんでした。
しかし、金属探知機を使ったことで、
「庭には残っていない可能性が高い。」
という判断ができました。
これは精神的にも大きかったと思います。
もし、金属探知機がなかったら、
「まだ庭のどこかにあるかもしれない。」
という気持ちがずっと残り、
いつまでも探し続けていたかもしれません。
金属探知機は思っていたより扱いが難しかった
金属探知機が届いて最初に試したのは、
10円玉やディンプルキーでした。

ところが、室内で床の上へ10円玉を置いて試したところ、
10円玉だけでなく、床下にある金属にも反応してしまいました。
そのため、正しい反応を確認するには、
床へ置くのではなく、手に持ったり、
木製の踏み台の上で試す必要がありました。
屋外でも同じでした。
庭では、目的の鍵だけでなく、
フェンスや金属製の支柱、
家の外壁内の金属など、
思わぬものにも反応します。
そのため、
最初は
「金属探知機がおかしいのでは?」
と思うこともありました。
しかし実際には、
金属探知機が誤作動しているのではなく、
周囲の金属を正しく検知していただけだったのです。
使ってみて初めて、
金属探知機は「反応するかどうか」ではなく、
「何に反応しているのか」
を見極めながら使う道具なのだと実感しました。
また、金属探知機は金属との位置関係が変わると
反応が分かりやすくなるためか、
金属探知機を止めたまま近づけるよりも、
少し上下や左右へ動かした方が
検知しやすいように感じました。
まとめ
今回購入した金属探知機は、
残念ながら鍵を見つけることはできませんでした。
しかし、金属探知機で探したことで、
「庭には残っていない可能性が高い」という判断ができ、
次の一歩として合鍵を作る決断もできました。
探し物は結果だけでなく、「できることを一つずつ試していくこと」が、
気持ちを整理する上でも大切だと改めて感じました。

