ジェフ・シマンスキー 著 『がんばりすぎるあなたへ 完璧主義を健全な習慣に変える方法』 完璧主義の落とし穴が理解でき、頑張り過ぎない生き方が分かる本

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この本、ジェフ・シマンスキー 著 『がんばりすぎるあなたへ 完璧主義を健全な習慣に変える方法』には、完璧主義にも良し悪しがあり、良い健全な完璧主義とは何かを解説しながら、変える習慣にも触れています。

個人的に完璧主義と言えば、融通が利かない堅苦しさがあるものの、ベストを尽くすという良いイメージもあったため、考えさせられることが多くありました。

完璧主義には、健全な完璧主義、不健全な完璧主義、そして、非完璧主義の3つがあり。自分が満足するために努力するのが健全な完璧主義、他人の期待に応えようとしたり、ネガティブな発想から一生懸命になるのが不健全な完璧主義、結果を気にしないのが非完璧主義となります。

不健全な完璧主義は、デメリットが上回っていればと書かれていて、程度の問題なのが分かります。自己満足や自分の基準を満たすためではない場合、頑張り過ぎてしまうというのは、ありがちかもしれません。

完璧主義の危うさ、陥りやすいことが書かれていて、やればやるほど良い結果が出ると考えがちというのもうなずけます。どうしても、そう信じてしまうところがあり、そうならないこともあると心に留める必要がありそうです。

やればやるほどとなり、やり続けるには、努力と忍耐が求められ、それに対して固執することにもなります。この固執が、本来の目標を見失わせるとあります。

この本を読むと、完璧主義であっても、ある程度のところで判断すべきなのが分かります。時間と資源に限りがあり、手を広げ過ぎずに、健全な状態が保てる範囲で目標をしぼり、達成することが、無理のない豊かな人生と言えそうです。

アスリートを例に、他人の評価や社会の物差しを基準とするアスリートは、問題から逃避する傾向が強く、燃え尽きの危険も高く。自分を主人公と考えるアスリートは、問題解決に集中したアプローチを取り、燃え尽きの経験も少ないとも書かれていました。

大きな期待を負い、誰かのためなら、一生懸命になれるというのも理解できるのですが。健全な完璧主義と言える範囲で結果が出るとは限らず、そうならないことの方が多いようにも思えます。

自分は完璧主義だなと感じている方、細かいことが気になり、求められる以上にやってしまう方が読んだら、もっと気楽に人生が楽しめそうな、そんな本でした。


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