宮崎直子 著 『鋼の自己肯定感』自己肯定感の高め方を知り、明るく生きる秘訣が分かる本

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自己肯定感を正しく理解し、高く保つ方法が身に付くのが、宮崎直子 著 『鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない”方法』という本です。

この本では、『自己肯定感』と混同されやすい 『自己有用感』や『自己効力感』は、全くの別のものと区別しています。

例として、『お客様に喜ばれて自己肯定感が上がった』というのは、お客様に役に立っているという 自己有用感であり、自己肯定感とは違うとなります。

『病気で仕事ができなくなって、自己肯定感が下がった』というのは、自分は仕事ができるという 自己効力感であり、こちらも自己肯定感とは違うと書かれています。

この本では、お客様が喜んでもらうために努力した自分を受け入れ、愛するのが、自己肯定感であり。仕事ができなくなっても、自分の価値は何も変わらず、自分に価値があり、自分が大好きと思えるのが、自己肯定感と説明しています。

自己肯定感は、自分に対する肯定的な意識のことです。一般的に、自己効力感と同じとする考え方もあります。

ただ、一緒と考えた場合、できない状態になると自己効力感と自己肯定感が下がることになり、外部からの影響を受けない『鋼の自己肯定感』を持つためには、分けて考えるべきというのが分かります。

鋼の自己肯定感を育てる方法としては、『私は自分が大好きです』とアファーメーション(なりたい自分を手に入れるための自己宣言)を行うこととあり、鏡の前でにっこり笑って言えば、さらに効果があるとあります。

この本では、これが言えない場合、現在進行形で自分が好きになっているという内容を言えば良いとあり、段階がいくつか示されています。毎日行い、3週間ほどで効果があるという話です。

他には、人を赦(ゆる)すことが、心臓病のリスクを下げ、コレステロール値、睡眠の質、血圧、免疫力にも影響するという話もあります。

聖職者が、赦しなさいと言いそうなイメージがあり、なんとなく有難い気持ちになるものと思っていたのですが。具体的に、人を赦すことで、自分の健康状態が良くなるという話は、驚きがありました。

誰かに感謝することも、心理的にも脳にも良い影響を与えるとあり。道徳的な行動、善を行い悪を行わない行動が、結局は、自分の健康にも良いという話になりそうです。

イライラしていたり、強い不安に悩まされている方が読んだら、高い自己肯定感が心を満たし、人生に明るく前向きになれそうな本です。


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