Meta Quest 2でVR動画を見る DEO VR Video PlayerとSKYBOX VR Video Playerを比べて

Meta Quest 2に動画ファイルを保存し、それを視聴するなら、『DEO VR Video Player』(無料アプリ)か、『SKYBOX VR Video Player』(有料アプリ 1490円)になります。

以前は、Meta Quest 2で動画視聴するなら、『SKYBOX VR Video Player』が一番と言われていました。

どちらも使ってみて、確かに、今でも『SKYBOX VR Video Player』(略 SKYBOX)の方が使いやすいです。

ただ、その後、『DEO VR Video Player』(略 DEO)が更新され、当時ほどの差が無くなっているような気がします。

3ヶ月ほど前は、コントローラーを持たずに操作するハンドトラッキングは、SKYBOXは使えて、DEOは使えなかったのですが。その後、DEOでも使えるようになりました。

DEOのハンドトラッキングは、拍手するように手をパンと合わせないと、操作画面が表示されてないようになっています。

SKYBOXの場合、標準的な使い方なのですが、指で摘まむような動きで表示されます。これでは、机にあるものを取ろうとしても反応してしまい、誤って表示させやすいです。後から機能を加えたDEOの方が、工夫されています。

以前は、SideQuestでMeta Quest 2の解像度を引き上げた時に、SKYBOXでは、それが反映されて、DEOには、反映されず、画質が上がらなかったんですが。

現在は、ある程度、DEOでも画質が上がっているように見えます。これは、感覚的なこともあり、はっきり言えないところもあるんですが。映像の違いが、あまり感じられません。

SideQuestで解像度を設定する際、一番上の3072px × 3380pxにしてしまうと、SKYBOXを開く時に、かなり時間がかかります。

様々な設定を試した中では、2048px × 2253pxあたりが無難かなと感じています。解像度を引き上げただけでは、映像の早い動きに残像が残ることがあります。それは、CPUとGPUのレベルを2から4に引き上げれば、大分、良くなります。

現在、SKYBOXが優れていると個人的に感じるところは、サムネイル表示が正しく速やかに表示できること、フォルダ内の動画を順番に再生する オーダー再生ができることの2つです。

DEOは、サムネイル表示に時間がかかり、しかも、正しく表示されません。再生方法についても、シャッフル再生ができるのですが、オーダー再生ができません。

ただ、DEOにしかない良さもあります。動画サイトのような機能もあり、動画を探して見ることができます。この他、動画ファイルごとに、コントラストなどの設定が保存できます。

SKYBOXでは、映像設定は、動画再生プレイヤーとしてはできるのですが、動画ファイルごとにはできません。

サムネイル表示とオーダー再生は、特別な機能でもないため、しばらくしたら、DEOでも問題なく使えるようになるかもしれません。そう感じるほど、更新が行われば、大きな変化があります。

他にも、つい先日までは、SideQuestで解像度を引き上げると、Meta Quest 2のホーム画面でストアなどを開いた時、顔を左右に振りながらそれを見ると、残像が大きく残りました。それが今では、小さくなり、気にならないくらいです。

知らないところで、どんどん改善されているようです。